X
    Categories: ISSUE

あおり運転で息子を殺害された母親の想いが切ない…「私はまだあの日のまま」


危険なあおり運転を繰り返して男性を殴りけがをさせたとして指名手配されていた男が、8月18日に大阪市内で逮捕されました。

全国で後を絶たないあおり運転ですが、昨年7月、大阪府堺市であおり運転の末に息子を殺害された母親が胸の内を語りました。

urbansmalltalk.com

18日、大阪市内の路上で、指名手配中の宮崎文夫容疑者(43)が傷害容疑で逮捕されました。

ADVERTISEMENT

逮捕された宮崎容疑者は今月10日、茨城県の常磐自動車道であおり運転の末に男性を殴りけがをさせた傷害の疑いが持たれています。

現在、警察は宮崎容疑者が事件の際に、覚醒剤や大麻などの影響がなかったかなど、薬物検査を実施する方針を固めたと捜査関係者への取材で明らかになっています。

ADVERTISEMENT
tiiki-no-jikenbo.com

今回、この事件を受け、堺市に住む女性がインタビューに応じました。

ADVERTISEMENT

女性は去年、息子の高田拓海さん(当時22)をあおり運転で殺害されました。

「なんでこんなことが起こったのかって毎日考えても分からないし。一年経ちましたけど私はまだあの日のままですね。」

no-tenki-e-tenki.com

高田拓海さんは去年7月にバイクを運転中、中村精寛被告(41)から1kmに渡ってあおられ、時速約100kmで追突されました。

ADVERTISEMENT

中村被告は殺意を否定していますが、ドライブレコーダーには、被害者がバイクで追い抜いた瞬間から約1キロに渡り、クラクションを鳴らす、パッシングする、急接近するなどしており、明確な殺意を持っていたことは明らかと言われています。

ADVERTISEMENT
brandnew-s.com

この事件を受け、中村被告はあおり運転では異例の殺人罪で起訴され、一審の大阪地裁堺支部は、中村被告の殺意を認定して懲役16年の判決を言い渡しました。

ADVERTISEMENT

しかし弁護側は控訴審で運転ミスを主張して改めて殺意を否認。9月に判決が言い渡される予定ですが、

弁護側の主張は幼稚かつ短絡的と言わざるを得ず、弁護士にも批判の声が集まっている状況となっています。

entamescramble.com

「きっと怖かったんでしょう。気の強い子ではなかったんでね。ごめんねしかないですね。何もしてあげられない情けないお母さんでごめん。」

ADVERTISEMENT

高田拓海さんの母親はこのように胸の内を語ります。

あおり運転をめぐっては、2017年6月に東名高速上に無理やり止めさせられた夫婦2人が死亡した事件を受け、警察庁が全国の都道府県警に厳正な対処を求める通達を出し、取り締まり件数も増えていますが後を絶ちません。

ADVERTISEMENT
mainichi.jp

高田さんの母親は同じような悲劇を二度と起こして欲しくないと訴え、

「(あおり運転をする人は)どういう気持ちなんでしょうね。怒りに身を任せているのか、相手に嫌な思いをさせるようにしているのか、そんなに腹が立つんですかね。」

ADVERTISEMENT

と怒りと悲しみを露わにしました。

ネット上からも、今回のあおり運転の事件を受け、あおり運転をした人に対して重い処罰を与えるべきだという声が殺到しています。

sokashi0525.com

・今回の事件が運転免許発行基準の見直しに役立ってほしい。
攻撃性が強すぎる人間には発行しないようにする仕組みが必要。
最終試験や免許更新時に適性試験を行うべきだよ。免許とはなんなのか、今一度考えなおすタイミング。

ADVERTISEMENT

・今回の事で、道交法が改正されることを切に願う。ドライブレコーダーが普及してきている今、煽り運転をする輩が減ってきているにしてもする人間がいることは間違いない。煽り運転で検挙されたドライバーは例え免停になったとしてまた免許交付されればまた同じことをする。煽り運転で検挙されたドライバーは、2度と車に乗れないようにするためにも煽り運転で検挙されたドライバー免許剥奪してしまうのがいいと思います。

ADVERTISEMENT

・犯人も同じ目に合わせればいいのでは?
本人もそうですが残されたお母さんがかわいそうです。