愛知県北部の3市2町でつくる愛北広域事務組合が運営する火葬場「尾張北部聖苑」(同県犬山市)で、ペットを火葬する際、業務委託先の社員らが、弁当の空き箱やペットボトルなども一緒に燃やしていたことが分かりました。
問題が発覚したのは、愛知県犬山市の火葬場「尾張北部聖苑」。運営する愛北広域事務組合が8日、ペットを火葬する際に、委託先の火葬業者の従業員らが、コンビニ弁当の空き箱やペットボトルなどのごみを一緒に燃やしていたと発表しました。SNSに投稿された「動物火葬の際、ゴミを一緒に燃やしている」という書き込みを、他の葬儀会社が発見。連絡を受けた火葬業者の調査で問題が発覚しました。 組合によりますと、火葬を担当していたのは委託業者の従業員6人。ペットの飼い主や組合職員の立ち合いはなかったといいます。
ここでペットの火葬をしたことがある人は、「今知って、ペットに対して悪いことしちゃったなって。許せないですね」「直接火葬場に連れていったのに。ショック。そんな…かわいがってたのに」と、悲しみと憤りを感じているようでした。
一体なぜ、このようなことが起きたのでしょうか。火葬業者の聞き取りに対し、現場の管理者は「日常的になっていた。認識不足だった」と答えており、少なくとも10年以上前から続いていたようです。
火葬業者名古屋支店の担当者は、「動物専用の火葬炉でございまして、それ以外の用途はございません。職員の問題意識が欠けていたと反省しております。施設のご利用者の皆さまをはじめ関係各位の皆さまに、大変なご迷惑とご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪しています。
また、愛北広域事務組合の課長は、「運営は組合がして、火葬の業務を委託している。まさかそのような対応がされていたとは思いもよらなかった。ペットの飼い主さまに対して、心よりお詫び申し上げます」と、職員が勝手に始めたことだったことを強調していました。
ネット上では、「誰が何と言おうと共に暮らしてきた大事な大事な家族です。最期をこんな風にされていたなんて、飼い主さんとてもつらいだろうね」「許せない。そもそも法律で大切なペットなのに物扱いしているからこういうことがおこる。悪質なペット販売や繁殖も然り。 今一度、国として命の大切さを考慮した法律整備が必要。」などと、様々な意見が寄せられます。
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