国際政治学者の三浦瑠麗氏が24日、自身のツイッターを更新。この日の投稿で、三浦氏は安倍晋三元首相を銃撃して殺害した山上徹也容疑者をモデルにした映画が公開されることへの思いをつづったところ、様々な意見が寄せられています。
安倍晋三元首相を殺害したとして送検された山上徹也容疑者をモデルにした映画「REVOLUTION+1」について、高まる批判の声に警鐘を鳴らした三浦氏。
三浦氏は24日に、同作について「殺された人と遺族の思いには寄り添わず、殺した人の思いにばかり寄り添ってきたのが、この夏の日本でした。」「正義感がもたらす破壊願望ゆえなのか、自分より恵まれていると考える人には共感を寄せられないからなのかはわかりません」(原文ママ)などと投稿していましたが、
同作が安倍元首相の国葬当日に上映されることについて中止の声が上がるなど批判が高まる中、三浦氏は「山上をモデルにした映画を上映中止に追い込むのは感心しないし、良くないことだと思います」と持論を展開。
さらに、2019年に愛知県で開かれた芸術祭「あいちトリエンナーレ」で物議をかもした「表現の不自由展」についての自身の考察を引用し「『やせがまん』すべきです」とつづったのでした。山上容疑者と旧統一教会との関係はさまざまな角度からクローズアップされたが、安倍昭恵さんら遺族の思いが取りざたされることはほとんどなかったことに触れた三浦氏。
ネット上でも様々な声が寄せられており、「山上容疑者と旧統一教会との関係はさまざまな角度からクローズアップされたが、安倍昭恵さんら遺族の思いが取りざたされることはほとんどなかったことに触れた。」
「こうした映画は、犯罪科学の専門家から見れば【コピーキャット(模倣犯)】を助長させかねない行為だと指摘する人もいます。」
「表現の自由にも、限度があります。 昨今はやたらとコンプライアンスやらに五月蠅いのに、殺人行為を美化するような内容を否定どころか批判すらさせないのは、大問題。 これが、旧統一教会を批判するためならまだしも、『革命』と名付けられているなら、政治的意図しか無いのが明白です。」
「心情的にはいまこの時期に制作するというのはいかがなものかと思うが、ただ憲法で保障された”表現の自由”というものがあるので、賛否を問う問題ではないと思う。」などの声があがっていました。
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