両親が恋しかった子供たちは、走るバスに挟まれたまま、3時間も耐えてきたのでした。最近、中国ポータルサイトのソフドットコム(Sohu.
com)は、中国南部地域の広西省で起きた出来事を紹介しました。先日、ここ広西省から他の地域へ行く高速バスの下で子供2人が発見されたのでした。
広西省を出発して80kmを走った後、高速道路サービスエリアに停車したバス。 乗務員と警備員はいつものように車の点検を行いました。バスの床を点検したその時でした。警備員は子供たちが後輪の隅でうずくまっていてる姿を発見して大きな衝撃を受けたのでした。
職員たちはバスが走った3時間の間、土とほこりを全身にかぶった少年たちを洗ってあげ、簡単に口にできる食べ物を渡しました。
乗務員は「子どもたちはとても小さくて痩せていた」とし「なぜここにいるのかと聞いたら『ママ、パパに会いに行きたかった』と答えた」と伝えました。
事情はこうだったようです。子供たちのお母さんとお父さんは仕事を探して親戚に子供たちを預けて都市へ向かいました。両親が恋しかった子供たちは同日、学校にも行かず、都市に向かうバスの床に隠れていたそうです。
どれほど会いたかったのでしょうか。子供たちはワラビのような片手で3時間走るバスにぶら下がったまま堪えてきたのです。
危険な行動ではあったものの、大人たちは子供たちを怒ることができませんでした。子どもたちはその後、連絡を受けて尋ねて来た学校の先生と一緒に帰宅したといいます。
両親に会いたい一心でしたこと。危険な行為ではあったものの子どもたちの思いに胸が痛みます…