日本に実在する世界初のロボットホテル「変なホテル」がオープン以来話題となっていますが、2015年にオープンしたホテルではなんと、ロボットの半数以上がクビになってしまったようなのですが、それは一体どういうことなのでしょうか？
ロボットのスタッフが立て続けにリストラ？
「変なホテル」は人件費削減のために導入された世界初のロボットホテルですが、照明と冷暖房を最先端システムで調節することはもちろん、各客室にもロボットが配置されています。また、フロントデスクでお客様をお迎えするのももちろんロボットです。しかし、そんなロボットの半数以上がリストラにあってしまいました。その理由は、結論からいえば「煩わしさ」のせいです。point 249 | 1
なんといっても、すべての客室に置かれていた仮想アシスタントロボットである「ちゅーりー」が、就寝中に起こしてしまうということで、利用客から不評の声が相次ぎました。「ちゅーりー」は人の声に反応するロボットですが、客のいびきの音でも反応してしまったようです。そのたびに「申し訳ありませんが、聞き取れません。ご要望をもう一度おっしゃってください」と話し出すというので、これでは快適な睡眠が取れませんよね。それだけではなく「ちゅーりー」は人の会話の間にも反応してしまうので「迷惑」とクレームが殺到。結局、ホテル側は客室内の「ちゅーりー」を全て撤去することになりました。point 336 | 1
ロボットホテルの問題点
また、それだけではなく、ベルボーイ役のロボットが荷物を運搬するのが遅く、さらに平たい地面でしか稼働しないということもあり、結局、有人のスタッフがフロントデスクに来て対応をしなければならないこともしばしば。ロボットホテルが解決しなければならない問題はまだまだ山積みのようです。今よりも人工知能(AI)の技術が発展すれば、またロボットが雇用される日もそう遠くはないかもしれませんね。point 256 | 1
[著作権者VONVON /無断コピー、無断転載および再配布禁止（違反時の法的措置）]