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理稀ちゃん発見!!「山口に行ってきます」と書き置きした「スーパーボランティア」は誰?


写真:FNN PRIME

12日から山口県周防大島町で行方不明になっていた2歳の藤本理稀ちゃん。警察や消防などが150人態勢で3日間に渡って捜索をしたにもかかわらずに見つかりませんでした。しかし、捜索開始から約30分、大分県から駆け付けた尾畠春夫さんが理稀ちゃんを発見しました。

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写真:AbemaTIMES

尾畠さんは「理稀くんに出会わせてくれて、元気に抱いて下りられたことが最高の幸せです」と語っています。

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理稀ちゃんは祖父が最後に姿を見た場所から約500メートル離れた森の中で発見されました。発見された当時の理稀ちゃんは、沢で石の上に座っていたそうです。

「よしくん?と言ったら『うん!』って言ったの。もう元気そのものの声やったね。まさか、山の中で3日間も生活した2歳の子どもの声だとは思わなかった」と尾畠さんが発見した当時の様子を伝えてくれました。

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理稀ちゃんは脱水症状があったが、病院で点滴を受けて、回復していることが分かりました。


写真:ぶんぐ占い

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地元では有名な“スーパーボランティア“の尾畠さん。

「上に上がっていくというのは子どもの習性なんだと私は思っていたから。だから、上がっていったらぴったり当たった」

尾畠さんは実は2年前にも子どもの捜索に加わった経験があるそうです。

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写真:アメーバニュース

2016年12月、大分県佐伯市で女児が行方不明になった時も警察や消防が約150人態勢で捜索していたが、ある一般男性が女の子を発見しました。当時は、「捜索隊が予想しない場所をあえて探そう」という判断をしたそうです。

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これまで、誰かが困っていれば駆け付けるという尾畠さん。東日本大震災の時も被災者の写真などを探す「思い出探し隊」のボランティアに参加していました。

また、2016年には熊本地震の被災地である益城町にも、2017年には九州豪雨で大分県日田市でボランティアをしていた姿が写真に写ってありました。

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ボランティアに励む尾畠さんについて近所の藤原さんは「草を刈ってくれるんです。通学路だから子どものためにと。子どもがマムシに噛まれたりしたら大変だからと、毎年刈ってもらっています」と話しました。

また、近所の他の住民によると、「家の前に門があり、そのホワイトボードに『2歳の子供を探しに山口に行ってきます』と書いてありました」と伝えてくれました。

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そんな尾畠さんには15日に山口県警から感謝状が贈られました。


写真:日本経済新聞

理稀ちゃんの母の美緒さんは「生きて会えると思っていなかったというのが、本当正直なところだったので、もう胸がいっぱいで」と涙を浮かべながら話してくれました。

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尾畠さんはそんな諦めかけていた美緒さんと14日に直接に会って話をしました。


写真:goo ニュース

「必ず私が見つけたら、必ず私が抱きしめて、直にあなたにお渡ししますからと言った。お母さんに渡したの、もうお母さん声が出なかった。あのときのうれしい顔は一生焼き付いて離れない。理稀くんがどこかでまた元気で大きくなったら人の喜ぶことをしてあげてって伝えたいですね」と尾畠さんが話しました。

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(「めざましテレビ」8月16日放送分より)