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キルギス共和国では男性が女性を強制的に連れて行き結婚してしまう風習がある?


キルギス共和国では、男性が女性を強制的に連れて行き、女性が無理矢理結婚をさせられるという風習が今でも根強いようです。それは決して許されてはならない行為ですが、なぜキルギス共和国にはこのような風習が残っているのでしょうか?

そもそもキルギス共和国ってどんな国?

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日本は意外にも海外にあまり精通していない国であるため、そもそもキルギス共和国ってどこ?と疑問に思う方も多いと思います。キルギス共和国は、周囲がタジキスタン、ウズベキスタン、カザフスタン、中国に囲まれた国です。13〜16世紀まではモンゴル帝国に、また19世紀初頭〜1991年8月31日までソビエト連邦の支配下にありましたが、その後は独立を果たしています。周囲は山々に囲まれ、天候にも恵まれています。主な産業は、農業や綿花、たばこ、牧畜、金や水銀などの鉱業です。キルギス人が人口の60%ほど、あとはウズベク人やロシア人などが15%ずつを占めています。宗教は、80%ほどがイスラム教で他はキリスト教です。point 373 | 1

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なんでこんな結婚の風習が生まれた?

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NIKKEI STYLE – 日本経済新聞

そんな一見平和そうなキルギス共和国ですが、古くからいかにも残酷な結婚方法が根強く残っています。キルギス人の約半数が、今でもそのような結婚方法を取っているのです。まず、未来の花婿となる家では、女性を連れてくる前に盛大な宴が開かれます。ごちそうが食卓に並び、キルギス人のお祈りなのか、みな、食事前に両手で顔を1度拭うようにします。そして、料理を堪能し、実行に移すための力を付けるそうです。また、既に付き合っているカップルの間でもこのような結婚方法を取る家庭が多いのだとか。明らかに女性側は嫌がるだろうと思いますが、なぜキルギス共和国ではこのような結婚方法があるのでしょうか?point 376 | 1

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キルギスの女性たちは、幼い頃から「従順」という考え方を植えつけられます。そのため、それを運命としてすんなり受け入れてしまうのです。キルギス共和国の女性は人権も自由も無いようで、片身の狭い思いをしているようです。それでも男性側はそんな理不尽なことでも、伝統を重んじる傾向にあるようです。

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いつからこんな風習が広まったの?

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キルギス共和国のこんな残酷な結婚方法はいつから広まっていったのでしょうか?昔、キルギス共和国がソ連に支配されているときに、男女平等という考え方が推進され、女性も大学へ行き、社会進出するようになりました。さらにソ連は、15歳未満の女性の結婚を禁止してしまいます。しかし、そうなることによって結婚したいときに結婚できない、という状況が生まれてしまったのです。その問題を打開するために、悲しくもこのような風習が広まっていったのです。point 285 | 1

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当然ながらこのような風習は犯罪

当然のことながらこのような風習は犯罪です。しかし、キルギス共和国では、現在もそれが伝統的風習として考えられているため、たとえ誘拐現場を警察に見られても、状況を説明すれば見逃してくれるそうです。日本にしたらありえない風習ですが、世界のどこかでこのようなとんでもない風習があることを、日本人も知っておかなければなりませんね。

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