本物の「大国」はどこか?自称「大国」について分析
2017年7月21日、中国のあるポータルサイトにて「大」を自称する国はいったいどこが大きいのかについて分析する記事が掲載されました。
この記事には、国土面積ではロシアが最も大きい国、人工の面では中国が最も大きく、実力についてはアメリカが最も大きいと分析されていたそうです。
これらの国は確かに「大国」だと認めたうえで、しかし世界には自ら大国を主張する国があり、それらの国についてどこが大国なのかをさらに分析したといいます。
1つ目はイギリスです。
正式名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」というのですがご存じだったでしょうか。
学校のテスト前にこの長い正式名称を覚えた記憶がある方も多いかもしれません。
さて国名に「グレート」という単語を使っていますが、この「グレート」には物理的に大きいという意味を持っています。
大英帝国はかつて「太陽の沈まない国」と呼ばれ、多くの植民地も持っていた「世界最大の帝国だった」とし、しかし今ではその面影はないと分析されている。
2つ目は日本です。
日本の昔の名称はもちろんご存じだと思います。
「大日本帝国」と自らの国を呼び、「大」をしっかりと主張しています。
記事によると「かつて大日本帝国と名乗っていたものの長期間にわたって日本は中国の属国だった」と書かれています。
さらに面積は37万平方キロメートル、人口1億2600万人であり、「経済力があるとはいえ大というほどではない」ともされていました。
3つ目は韓国です。
韓国も国名に「大」が入っています。
韓国の正式名称はご存知の通り「大韓民国」です。
世界で国名に「大」が入っている国は少なく、その数少ない国に韓国も含まれます。
そして記事によると「面積は10万平方キロメートル、人口5000万人ほどにすぎないのに、大を自称するのは皮肉」とし’韓国は長年中国の属国であり、今でも経済面では中国に依存している’とも指摘しています。
さらに’一方で、中国の歴史や伝統文化を自国のものと主張するのは大国のすることだろうか’とも投げかけています。
これに対して、中国のネットユーザーらの反応は「日本は大国とは言えないかもしれないが、強国には違いない。中国は大国ではあるが、強いかどうかは微妙だ」といった声や、「英国も日本も国力が最高潮の時の領土からすれば大の字をつけるに値した。でも韓国は…」といった意見が見られたそうです。
また、「中国も大をつけるのが昔から好きだけどね。大周、大秦、大漢、大隋、大唐、大宋、大元、大明、大清とかね」といったコメントがあったといいます。
昔の領土争いの影響で、自国の国名に大をつけ偉大さをアピールしようとしていたのかもしれません。