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ラグビーW杯の開催国・日本にスコットランドが「不利だ」と主張


ラグビーワールドカップが9月20日に開幕し、初戦のロシア戦で快勝を収めた日本代表は、続く世界ランキング1位だったアイルランドを撃破しました。これにより、日本と同じA組のスコットランドが、13日のリーグ最終戦で開催国の日本に比べ、日程面で不利だと主張していることがわかっています。

日刊サイゾー

前回大会では強豪・南アフリカを破り、1次リーグで3勝を上げながら敗退する史上初のチームとなった日本。この逆転劇に世界中から注目を浴びることとなり、日本中でもラグビーブームが巻き起こりました。そんな中で開催された今大会では、1次リーグ突破はおろか1位通過の可能性さえ出てきています。

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朝日新聞DIGITAL

しかし、9月30日のサモア戦で勝利を収めたアイルランドのタウンゼンド監督は、試合後の記者の取材に「A組は全チームが短い休みで日本と当たる」と指摘しました。この“開催国特権”について、週刊誌のスポーツ紙担当者はこう語ります。

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CNN.point 54 | co.point 57 | jp

「今回、日本は開催国ということで、スケジュールがかなり優遇されている。日本は試合間隔が最短でも中6日ですが、他のチームは中3日で試合をするケースもあり、日本戦のスコットランドも中3日での試合です。ラグビーで中3日は限界に近く、日本戦の後に中3日でサモアと戦ったロシアは明らかに疲れが目立ち、完敗しました。同じく中3日で戦ったフィジーも、コンディション不調でランキングで9つ下のウルグアイに負けています」point 260 | 1

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朝日新聞DIGITAL

開催国が他の出場国よりも優遇されるのは今大会が初めてではありません。ラグビーの試合は体力の消耗が激しく、休みが短ければ明確に不利になってしまいます。しかし、2003年大会以降は1次リーグが4チームから5チームずつになり、試合間隔の差が大きくなりました。そのため、大会が行われるたびに不満が出てきてしまうのはラグビーW杯特有の問題でもあります。13日に行われる最終戦も、日本は中7日でむかえますが、スコットランドは中3日しかなく、タウンゼンド監督も不満なようです。しかし、この開催国特権の被害を受けているのは日本も同様です。point 322 | 1

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日本経済新聞

4年前の前回大会は、日本は激闘だった南アフリカ戦からわずか中3日でスコットランドと戦っており、初戦だったスコットランドに10―45で完敗しています。このタウンゼンド監督の意見には、「言いたいことはわかるけど、そこは思ってても言わないのが紳士なのでは。」「開催前からわかっていたことだし、今までもそうだったよね。日本が強豪であることを認め出した証拠かな。」「分かってた事にいちいち文句を言うより、しっかりとした準備をして望むのがプロフェッショナルだと思います。開催国特権があるのはお互い様。」などの意見が上がりました。紳士のスポーツと呼ばれているラグビーで、スポーツマンシップにのとったフェアな試合を選手も観客も期待していることでしょう。point 374 | 1

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