大ヒットアニメ映画『君の名は。』に続き、現在公開中の『天気の子』で主題歌や劇中歌を担当しているロックバンド「RADWIMPS」のボーカル・野田洋次郎さん（３４）が、自身のツイッターで世間の話題に持論を展開していて、今回も学校の授業科目について言及したところ賛否両論と様々な意見が寄せられました。
野田さんといえば、以前、音楽番組『ミュージックステーション』（テレビ朝日）のリハーサルを終えて、自身のツイッターで「色々質問もらいましたが一般観覧は女性だけみたいです。今の時代に少し不思議だなと思いつつ、そういうルールみたいなのですいません」とフォロワーに対してコメントし、これから出演する番組の方針について“時代遅れ”を指摘したことで注目を浴びたことがありました。さらに、１０月２日には、関西電力の金品受領問題を巡る社長の記者会見を受けて「関電社長の会見『お菓子の下に金貨』のデフォルト時代劇感。水戸黄門時代から権力と金があるところはなんも変わらないんだなぁ。あーいやだ」と、皮肉を込めたコメントをツイートするなど、時事ネタに切り込んだ内容で度々話題になる人物でもあります。point 398 | 1
そんななか、１０月６日に突如ツイッターで「漢文の授業ってまだあるの？」とフォロワーに問いかけました野田さん。「あれって本当意味がないと思うんだけど、なぜいまだにあるんだろう。普通に中国語で読める漢文を教えてほしかった」と、“漢文”の授業の価値が見出せないことを指摘していて、レ点などの「返り点」や送り仮名をつけて、日本語で訓読することについて「どれだけ意味があるんだろう」として、「受験や試験のための科目な印象。前時代的に感じる」と持論を展開しました。point 283 | 1
この投稿に、「私、国語大好きなのに 漢文だけは全く理解不能だったなー古文はすきなんだけどね」と共感する声が多く寄せられると、野田さんはこのコメントに返信する形で、「うん、古文は俺もあっていいと思う」と賛同。ところが、「漢文を勉強する意味は語学というより、日本語の歴史に近いのでは」「そもそも漢文は言語を身につける能力を求めてる訳じゃないと思う」「漢文が読めないと歴史書なんて全部読めませんよ。日本の歴史を知るツールを失うことになります」といった野田さんの意見に反論する声も上がっていて、同ツイートのコメント欄には賛否分かれた意見が相次ぎました。point 333 | 1
この反響に野田さんはその後、同ツイートに補足する内容を投稿しました。「中国語で中国語の古典を読めるようにそのまま教えてほしかった。訓読はできるから。効率主義なのかそれは」と疑問を投げかけたところ、ユーザーから「むしろ『中国語を学ばなくても中国の古典が日本語で学べる』から意味があるのではないでしょうか…」といったアンサーが返ってきます。この意見には野田さんも納得したようで、「なるほど。ひらがなもカタカナも日本語のすべては中国語が大元になっているが故に、英語よりもまずその源となる言語を知ることはとても大事だと思うのです。ただ、その方法論がなんか自分にはしっくりこないという感じ。ただこの説明はとても理解。ありがとう」と感謝するコメントを投稿していました。point 402 | 1
野田さんのツイートにより、漢文について熱い議論がツイッター場で繰り広げられたわけですが、最終的に「何が将来役立つか、何の意味があるか、この国の教育のあり方はそもそも正しいのか、疑問はきっと尽きないし学生の時僕も色んな葛藤がありました。でも『やれるだけやってみた』という経験は間違いなく価値があると思います」と意見を述べました。確かに、数学の数式についても「大人になって使ったことない」という意見をよく聞きますが、結果よりも過程が大事なのかもしれません。point 284 | 1