木村拓哉さん主演のドラマ「hero」は、2001年にスタートし、スペシャルや劇場版を経て、キャストを変えて再びドラマ化された検事ドラマです。個性豊かな人物が多く登場し、そのやり取りの面白さと事件に向き合う真剣さのギャップが多くの人を魅了しました。
久利生検事の無茶にびっくり!?それでも真実を見つけ出す!
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木村さん演じる久利生検事は、いつも私服で出勤したり、礼儀正しいとはいえない態度をとったりと検事とは思えない性格をしています。しかし事件に関しては真摯に向き合い、真実を見つけるためにはなんでもするという正義感の強いキャラクターです。
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一番初めに久利生検事とタッグを組むことになったのは、松たか子さん演じる事務官の雨宮舞子。ルーズな性格の久利生検事とは対象的に、真面目で何事もきちんとこなさないと気がすまない性格が災いし、ドラマ前半は久利生検事に振り回されっぱなしです。だんだん、久利生検事が何を考え真実を探しているのかということや、自分のことを認めてくれていることを悟り、二人はいいコンビになっていきます。二人の恋愛模様も必見です。
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第二シーズンでは、キャストが入れ替わり、事務官も北川景子さん演じる麻木千佳に変わります。雨宮と似ている部分はありますが、特に何の思い入れもなく事務官になった経緯があり、検事になりたいとは思っていない様子で登場してきます。元ヤンであり、時々当時の圧の強さが出てしまうところが面白いキャラクターです。久利生の姿を見て、麻木の事務官への思いが変わってくる様子に必見です。
個性豊かな同僚たちとの絆
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久利生検事の所属する城西支部には、何人もの検事と事務官がいます。そのテンポの良いやり取りに笑いが追いつかなくなることでしょう。皆、久利生検事のやり方に驚きながらも、人手が欲しい場面や久利生検事のピンチにはさり気なく協力してくれるところがあり、絆を感じます。「協力するよ」等の素直な言葉を言えないところが微笑ましくも感じられます。久利生検事に触発されて、自分では考えられない思い切った行動をしてしまう上司や同僚の様子に私達も嬉しくなります。また、文句などの自分の言いたいことは、ほとんど包み隠さず言ったり、思うがままに行動したりする様子が見ている方からは面白く、一つの話の中でハラハラ・ドキドキさせてくれます。
真実を見つけるまで…
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久利生検事の言葉には、事件解決のためだけではない、人が心に刻んでおくべき言葉が沢山登場します。heroは、個性豊かなキャラクターや、真剣な言葉に魅了されて、自分の生き方を見つめ直すことのできる作品になっています。