2月13日放送のラジオ番組『ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回』(ニッポン放送)で、歌手でタレントの和田アキ子さんが出演。この日、和田さんはボランティア軽視言動に激怒し、二階俊博・自民党幹事長に失言を漏らしてしまいネット上で物議を醸しています。
この日の番組では、『東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会』の会長辞任を決めた政治家・森喜朗会長が、聖火ランナーについて「有名人は田んぼを走ったらいいんじゃないか」と語ったり、女性蔑視とも取れる発言によって大炎上したことに触れていました。実際に、これらの問題発言によってボランティア辞退者が続出しているなど、大きな問題となりつつあるのですが…
これらの問題発言から怒りの矛先は二階俊博幹事長に。激怒した和田さんは「びっくりしたのは二階さん」とポツリ。辞退したボランティアに対して二階氏が「瞬間的なもの。どうしてもお辞めになりたいなら新たに募集する」などと軽視したような発言をしたことについて「言葉は悪いですがこの人、夜道気をつけた方がいいと思う。あれはダメだと思うんだけど」とたしなめたのでした。
さらに「ボランティアがいなかったらどうやって(五輪を)やるつもりなんですか?ボランティアは上にも下にも誰もいない。本当に誰かの助けになりたいという気持ちでやってる。その方たちに一時的なもの、また雇ったらいいと…」などと語っていました。ボランティアの人の気持ちを思いやった和田さんですが、言葉は悪いとしつつも「夜道気を付けたほうがいい」といった発言には呆れ声があがっており、
「『夜道に気を付けた方がいい』なんて、反社が脅し文句に使うような言葉でしょう。普通の人は、まず出てこない言葉だと思いますけど。」「和田さんらしい発言ですね。気に食わない人には暴力で解決」「もし二階さんが被害届を出せば脅迫しているって事になってもおかしくない発言」などと、ネット上では波紋を呼んでいるようです。
「夜道に気をつけろ」等の言葉は、一般的に人を脅す際に使われる慣用句とされています。実際に、2018年にはGACKTさんが、参画する仮想通貨『SPINDLE(スピンドル)』のプロジェクトを巡って違法性を指摘された際に、自身のブログ上で「帰り道の一人歩きには十分お気をつけください」と綴ったことで、脅迫的な発言として騒動に発展するなど、問題視されていました。
こうした件もあり、和田アキ子さんの今回の発言は、ついつい激怒したあまりぽろっと出てしまった発言かと思いますが、公共の場で言ってしまったことは取り返しのつかない問題になりますので、今後は発言内容にも気を付けたほうがいいかと思いますね‥。