髪型というのは、時代の変化や流行が表れやすいものです。近年は全体的に動きのあるスタイルが主流で、さらにショートスタイルが人気です。カラーはトーンを抑えたダークな色味で、スタイリングの仕上がりはツヤ感を意識したなめらかなものが好まれます。ショートヘア以外に、こなれ感がありアレンジもしやすいミディアムや王道のロングは、いつの時代も定番のスタイルと言われます。そんなレングス別に、今の人気ヘアスタイルをみていきましょう。
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ショートの人気ヘアスタイルといえば、ナチュラルなショートボブです。ショートレングスのさっぱりと爽やかな印象と、女性らしい丸みを兼ね備えており、年代を問いません。またショートスタイルの中では活発すぎない柔らかさがあるので、短いレングスの初心者にもチャレンジしやすいのも魅力でしょう。柔らかく可愛らしい雰囲気は異性ウケも良く、モテヘアとしても定番です。数年前までは重めのワンレングスが流行していましたが、近年は段を作りつつ毛先に軽さや動きが出るようなカットが流行っています。あえて毛先を揃えずにカットし、ボブの重たい印象が薄くなるような仕上がりで、ヘアアレンジもしやすくなるでしょう。 co. jp
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ヘアスタイルの中で最も人気のレングスはミディアムです。中にはロングに伸ばしている途中という場合もあるでしょう。しかし、おおむねミディアムレングスはアレンジの幅も広く、女性らしさがありつつメンテナンスが楽というのが人気の理由です。今人気のミディアムといえば、顔周りに重さを残したふんわりとしたスタイルです。ショートとは違い、長さを活かしてとろみのある仕上がりが流行しています。とろみのある仕上がりは、ふわふわしすぎない大きくゆったりとしたカールと、トーンを抑えた暗めのカラーで作られることが多いようです。 net
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流行のカラーは、アッシュ系でグレーやブルー、グリーンなどの寒色系のダークな色味です。特にグレーがかったアッシュ系はグレージュと呼ばれ人気です。スタイリングも、髪が塗れているようなツヤ感やまとまりがポイントの濡れ髪スタイルが重要です。前髪は目にかかるような長めのウザバングを合わせることが人気で、この前髪も適度な透け感を出して重たくならにようにカットされます。 daa. jp
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ロングレングスの人気ヘアスタイルは、凝ったカラーリングが取り入れられています。長さを活かして、毛先に向かってグラデーションにするカラーリングが流行しており、地毛が伸びてきてプリン状態になっても目立ちにくいのが特徴です。ミディアム同様、黄みや赤みを避けたトーンの低いカラーが流行しており、グラデーションもそれらで構成されます。単色のグラデーションだけでなく、毛先をあえてパープルやグリーンにしたり、ハイトーンにすることもあります。毛先の色を工夫することで、髪を巻いた時により動きを出すことができ、また立体感も出ます。毛の長さがあるぶん様々なカラーを入れることができ、レインボーカラーにも挑戦しやすいでしょう。セミロングやロングでいつの時代も王道にあるのがナチュラルストレートです。基本のストレートに毛先だけワンカールさせることもありますが、すべて内巻きにまとめるのではなく、内巻きと外巻きをミックスさせて動きを出すのが今風です。 excite. co. jp
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ストレートのワンカールでも、グラデーションカラーにしておけばまた違った印象になるでしょう。ロングレングスで重要なのが、まとまりとツヤ感です。ミディアムではとろみのある仕上がりが人気でしたが、ロングでもとろんとしているようなスタイリングが求められます。長く髪を保つのはそれだけで大変ですし、傷んでくるのは当然です。こまめにメンテナンスを行ない、丁寧に伸ばしていく必要があります。 com