X
    Categories: LOVE

プラトニックな不倫関係は成立する?恋愛と浮気の境界線とは?


プラトニック不倫とはネットで話題になっている「一線を越えない関係」です。しかし、人によって一線の定義も異なります。プラトニック不倫の定義や既婚者とのプラトニック不倫をしたときに発生する慰謝料や賠償の責任についてもご紹介します。

 

プラトニック不倫とは?一般的な用語の定義

まず、プラトニックとは「純粋に精神的なさま。特に、恋愛において、肉欲を伴わず純粋に相手を思うさま。(三省堂「大辞林 」より)」とされています。そして不倫とは「道徳に反すること。特に,男女の関係が人の道にはずれること。また,そのさま。(同じく三省堂「大辞林 」より)」です。つまり「プラトニック不倫」とは「肉欲を伴わず純粋に相手思う男女の関係が人の道にはずれること」なのです。辞書の説明をそのままつなげても意味不明ですね。そもそも、不倫の説明に肉体関係が含まれてないあたり、辞書と一般常識の乖離を感じます。難しく考えなくても「プラトニックラブ」+「配偶者以外との恋愛」で「肉体関係をわない浮気」というそのままの意味です。point 383 | 1

ADVERTISEMENT

 

プラトニックはどこからどこまで?危険な境界線

そもそも、プラトニックとは「肉欲を伴わず純粋に相手を思うさま。」です。従って自分の肉欲を満たすための行動はプラトニックな関係を逸脱することになります。一般的には肉欲とは性欲のことで肉体関係とは性交渉のことになりますので、それ以外は問題ないと言えます。

ADVERTISEMENT

ADVERTISEMENT

手を握ったり、キスをしたり、その他いろいろな肉体的な接触の仕方はありますがコミュニケーションの手段としてなら大丈夫です。基本的にというのは自分の子供や同性の友達との関係を考えてもらえばわかると思うのですが、肉体的な快感を得るためではなく、自分の感情を伝えるための手段として手を握ったりキスをしたりすることはあると思います。逆に言えば、自分の子供や同性の友達に対してしないようなキスをしたならそれはプラトニックなものではないと言えます。point 217 | 1

ADVERTISEMENT

 

既婚者とのプラトニックな関係の恋愛は浮気や不倫に入るのか?

最初に定義のところでも書きましたが、既婚者が配偶者(夫・妻)以外と恋愛をすればそれは浮気です。道徳的には恋愛の対象は同時に一人だけです。既婚者が配偶者以外の異性に恋愛感情を抱けばそれはすなわち浮気の始まりです。

ADVERTISEMENT

では、未婚の人が既婚者と恋愛感情を持てばどうなるのでしょうか。恋愛の相手一人だけですから、それはただの「本気」ともいえるかもしれません。

ADVERTISEMENT

しかし、結局は相手に浮気をさせるわけになるわけですから言い訳にはなりません。ならば不倫になるかといえば既婚者は配偶者以外と恋愛関係を持ってはいけませんし、未婚者も既婚者と恋愛関係となってはいけません。

ADVERTISEMENT

「プラトニック不倫」という言葉が世間で受け入れられているのは、肉体関係がなくても浮気・不倫だと考えられているからでしょう。

プラトニック不倫なら許される?慰謝料や賠償の責任

道徳的にはプラトニックでも不倫は不倫、許されるわけではありません。しかし、法的なことになると話は変わってきます。

ADVERTISEMENT

慰謝料や賠償金を請求されるのは民法709条の「不法行為」に当たる場合だけです。具体的に不倫の場合は民法第770条の「不貞行為・悪意の遺棄・失踪・精神疾患・その他重大な事由」に当たらなければ問題ありません。

ADVERTISEMENT

プラトニック不倫の場合は「不貞行為・その他重大な事由」に当たるかどうかで結論が変わります。

「不貞行為・その他重大な事由」とは「性交やその類似行為のこと」です。具体的には「胸を触る」だけなら許され「口淫」は許されないというように、男性でいえば射精を目的とした行為かどうかで判断が分かれるようです。ただ「キスまでなら大丈夫」とも言い切れません。実際の裁判では直接的な証拠ではなく、メールの通信履歴などの条項証拠で争うことが多く、裁判所に「不貞行為があった」と判断されてしまえば慰謝料や損害賠償を支払わなくてはならなくなるからです。point 313 | 1

ADVERTISEMENT