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    Categories: LIFE

気になるけど見るのが怖い…ペットショップの売れ残りはどこに行く?


ペットは家族の一員としてとても大切な存在です。
最近は核家族化が進み少子化であることからまるで本当の子供のようにペットに愛情を注ぐ人も増え、ペットに関する様々な商品もあり需要はうなぎ登りといった様相です。
ペットショップに行くとかわいい盛りの仔犬や仔猫がガラスケースの中で出迎えてくれ、見ているだけでも癒されますよね。

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写真:猫画像どっと猫ブログ
購入するつもりはなくてもつい見てしまいます。
そしてペットを迎え入れようとどの子にしようか選んでいる人ももちろんいます。
運命的な出会いだと直感で選ぶ人もいれば入念に吟味して選ぶ人もいると思いますが、飼うと決まればその時点で最後まで責任を持ってお世話するという義務が発生します。
飼い主の元へ行ったペットたちがその後幸せになれるかどうかはその飼い主次第ではありますが、ペットショップから新たな家族の一員になれたということ自体はとりあえず運のいい子だったと言えるかもしれません。point 298 | 1

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写真:イエノミカタ
というのも、ペットショップで売られている仔犬や仔猫の全てが売れるわけではないというのは何となく想像できることだと思います。
ペットショップでは常に生後3〜5ヶ月ほどの小さな仔犬や仔猫が扱われています。
それは売り出した仔犬や仔猫が全て売れてから新しい仔犬や仔猫をお店に出しているというわけではなく、ある程度の期間売り出していても売れなかった所謂売れ残りとなってしまった仔犬や仔猫は必ず発生するため途中で入れ替えているのです。
では売れ残ってしまった仔犬や仔猫はその後どうなるのでしょうか。point 300 | 1

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写真:猫の飼い方
人気のある種類であれば多少大きくなってからでも売れる可能性があるためしばらくは店頭に出していることもあります。
しかし大抵の仔犬や仔猫は売れ残りを集めた格安店に移されたり、ブリーダーの元に返されたり、里親の元へ引き渡されたり、そして最終的には殺処分になってしまいます。
ペットを飼っている人にとっては大切な家族ですが、売る側にとってはあくまで商品なのです。
売れなければ不要なものとして簡単に処分されてしまうという現実があることを私たちはしっかりと知っておく必要があるのではないでしょうか。point 300 | 1

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写真:PECO(ペコ)
ペットを飼うということの需要が高まると販売される仔犬や仔猫の数も増えますが、中には劣悪な環境下で飼育され子供を産ませ続けるという悪質なブリーダーも存在します。
そうなると生まれてくる仔犬や仔猫も病弱だったり奇形があったりして、処分しなければならない命も増えてしまうということになります。
ペットショップではぴょんぴょんと跳ね回りかわいい姿を見せてくれるため安易に欲しいと思ってしまいますが、裏側ではとても残酷な現実が待ち構えているということから、消費者である私たちも目を背けてはいけないのです。point 306 | 1

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写真:BrandNewS
そして人間に都合良く利用される動物たちはもちろんのこと、毎日のように仔犬や仔猫、捨てられたペットの殺処分に向き合わなければならない保健所や動物愛護センターで働く人たちの負担を少しでも減らすために、全ての人が意識を変えなければならないはずです。
ペットが欲しいと思ったらすぐにペットショップに行って購入するのではなく、その個体がどんな性格なのか、最後まで責任を持ってお世話できるのかなどをしっかり下調べした上で決めるべきです。
また殺処分の対象となっている動物を引き取るという方法もあります。
人間も動物も命の重さは変わりません。
それなのに、人間の欲望のまま好き放題扱われてしまう仔犬や仔猫が減ることはなく、今日もどこかで儚い命が消えようとしているのです。
一人一人が意識を変えて一つでも多くの命を救うためにできることを実践すれば、いつかこのような問題が解決する日が来るのではないでしょうか。point 453 | 1

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