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どんな人が動脈硬化になりやすい?動脈硬化予防に一番いいのは「葉酸」?


皆さんは一般的に「動脈硬化」と聞くと、心筋梗塞、脳梗塞、心不全などを思い浮かぶのではないでしょうか?そのため、動脈硬化とは動脈が詰まること、と捉えられがちですが、動脈硬化とはその名の通り動脈が硬くなることです。動脈が硬くなると、動脈の役目である心臓から送りだされる血液を全身に運ぶパイプの役目がうまく機能しなくなり、その結果血液をスムーズに送りだすことができなくなるのです。


写真;laif.jp

動脈は本来、ポンプのように血液を運び、ときには心臓に押し戻したりもしています。そのため、動脈は簡単に破れたり詰まったりしないように、しなやかな強さと弾力性があるのです。しかし、動脈硬化になるとこのしなやかな特性が失われるため、さまざまな疾患を引き起こしてしまいます。実は、日本人の死因の第1位はがんなんですが、第2位、第3位の心疾患、脳血管疾患をあわせるとがんと同じぐらいの人々が亡くなっているのです。この心疾患や脳血管疾患の主な原因が動脈硬化と言われているのを知っていましたか?日本人の約4人に1人は動脈硬化性疾患を含む心血管疾患で亡くなっていて、動脈硬化の特徴としては、本人に自覚症状がなく、いたって健康であっても気付きにくくどんどん進行していくところなんです。動脈硬化が「沈黙の殺人者」と言われるのは、そういったことからです。point 426 | 1

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写真:healthcare-senka.com

若いうちは気にならないかもしれませんが、若者もいつかは年老いていきますよね。年齢を重ねるごとに動脈硬化になりやすくなります。つまり、動脈硬化は誰にでも起こりうる一種の老化現象といえます。動脈硬化になりやすく、進行がはやいひとも中にはいますので、以下の項目をご覧ください。以下の項目に当てはまると、動脈硬化になりやすい人です。あなたはどうですか?チェックしてみましょう。

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  • 太りぎみの人や運動不足の人
  • 塩分や糖分の摂り過ぎや食べ過ぎの人
  • ストレスを蓄積している人
  • 喫煙している人
  • 家系に高血圧や高脂血症の人が多い人


写真:www.sageru.jp

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こうした生活習慣病を抱えている人は、動脈硬化の進行が早いので定期的に健診を受けることが何よりも大切です。動脈硬化が進行すると、心臓に大きな負担がかかるようになり、心疾患につながります。心疾患とは、高血圧・心肥大・心不全などです。また、血管が狭くなり詰まることで心筋梗塞・狭心症・脳梗塞・下肢閉塞性動脈硬化症などを引き起こし、血管が破れるとクモ膜下出血の危険も…。このような恐ろしい動脈硬化を予防するためには、まず生活習慣を変えることが大切ですよ。point 223 | 1

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写真:mamanoko.jp

生活習慣のほかに、「葉酸」を摂取することで動脈硬化を予防する効果があるといわれていますが、この「葉酸」とはいったいどのようなものでしょうか?なぜ動脈硬化予防に葉酸がいいと言われているかを簡単にご説明しましょう。食事から葉酸摂取が減ると、体内の葉酸がなくなっていきます。そうすると、身体に有害なアミノ酸物質であるホモシステインが増え、動脈硬化が進みます。このホモシステインは、他の物質を酸化しやすく、コレステロールを酸化することで、結果的に動脈硬化になりやすい身体になってしまう、というわけです。こういったことから、葉酸は動脈硬化予防の観点からみると、非常に重要な栄養だということがわかりますね。皆さんも大きな病気になる前に、しっかり予防・対策をして日頃から健康に気遣いましょう。point 403 | 1

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