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復活希望!超個性派コンビニ「ampm」はここがスゴかった


その昔、ダウンタウンの松ちゃんにまだ黒々とした髪が生えていたころ、浜ちゃんと一緒にコンビニのCMをしていたのを覚えている人がどれくらいいるでしょうか。その名も「ampm」、知っている人はきっと平成生まれではありません。町のあちこちで見かける、とても個性的なコンビニで、セブンイレブンやファミリーマートが一目でそれとわかるのとは対照的に、ampmは店舗の形が独特だったところが少なくありませんでした。前のお店の外観をそのまま残して店舗改装したお店では、かなり狭い入口、細長くて奥まっている店内という形もありました。


写真:crexi.com

1978年にアメリカで生まれた石油元売のArcoが、ガソリンスタンドの集客力を上げる目的で、カリフォルニア州にコンビニを併設させたのが始まりで、2009年にファミリーマートに買収されるまで、日本でも様々な実験的な展開が行われました。ミニマーケットと呼ばれる売店型の小型店舗は、東海大学医学部付属病院の敷地内にあり、病院の味気ない売店のあり方に一石を投じました。また、2005年にはフードスタイルという生鮮コンビニを展開し、100円均一で生鮮食品を扱っていましたが、スーパーマーケットとの競合や野菜の原価上昇で、赤字を抱える店舗が続出し、あえなく閉店となってしまいました。その他にも、相模原市内のパチンコ店では景品交換所としてampmの店舗が出店したこともありました。また、コンビニとレンタルビデオの融合店、次世代コンビニとして、エービーエンタという新形態の店舗も展開しており、DVDレンタルや書籍販売を複合的に行っていました。point 475 | 1

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写真:blog.livedoor.jp

今でこそ無人のコンビニが海外で話題になっていますが、その先駆けのようなこともampmは行っていました。つくばエクスプレスの各駅では、自動販売機コーナーを設置、ampmとして無人販売していました。さらに、千代田区に無人コンビニDeliceを出店し、24時間無人コンビニサービスを展開、パン類やカップ麺、菓子類だけでなく、弁当やおにぎり、サンドイッチ、惣菜などの日配食品の販売も行っていました。その中で、ampmの最大のヒット商品である、「とれたてキッチン」も扱っていました。point 311 | 1

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写真:twitter.com @kibunyagamest

とれたてキッチンはampmの代名詞とも言われる人気商品で、大手コンビニへの対抗手段として考案されたオリジナル商品でした。合成着色料・保存料・化学調味料を使わないお弁当で、当時加工食品のイメージが強かったコンビニ弁当の常識を覆しました。とれたてキッチンは、棚にお弁当を置くのではなく、商品の写真とカードを設置して、レジでカードと弁当を交換するというシステムだったので、初めて利用する人には少し敷居が高く、敢え無く普通の弁当を買ってきてしまったという体験談もよく聞かれました。弁当はすべて冷凍で、スタッフが解凍、過熱をしてから手渡しで販売をすることで、賞味期限切れによる大量廃棄という問題にも対応する、画期的なものでした。point 393 | 1

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写真:rakuten-point.com

今ではコンビニでの電子マネー決済は当たり前になっていますが、Edy(現在の楽天Edy)が始まった2002年当時、ampmはいち早く導入し、PASMO、Suicaなどの加え、加盟店を飛躍的に増加させる一役を担いました。このことが他社での電子マネー利用を促進させたのは間違いありません。また、1円単位でチャージができるというのもampmならではのサービスでした。

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写真:commons.wikimedia.org

高齢化が進む中、地域の見守りとしてコンビニの宅配サービスが社会資源として注目されていますが、コンビニ業界として初めてデリバリーサービス「デリス便」を1996年に開始したのもampmでした。そんな、「あるといいな、がある」のキャッチフレーズで親しまれたampmを懐かしむ人はたくさんいます。

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