2020年11月8日放送の『サンデー・ジャポン』（TBS系）にタレントの壇蜜さんが出演。アメリカ大統領選挙に対する「不正選挙」との陰謀論について私見を述べました！
日本時間同日未明、大統領選をめぐっては、ジョー・バイデン候補が選挙人の過半数を獲得。現職のドナルド・トランプ氏を破り、次期大統領に就任することが確実となりました。
しかし、今回の選挙で不正があったと主張するトランプ氏。さらに「Qアノン」と呼ばれるアメリカ国内の陰謀論者もこの主張を支持。
彼らはインチキ情報の拡散で巧みに稼いでおり、アメリカ政府の最高機密にアクセスできるという人物「Q」をでっち上げ、ドナルド・トランプ米大統領の下でヒラリー・クリントン元国務長官らの悪徳小児性愛者を一斉検挙する作戦が進行中だという説をSNSに投稿。
このように今やアメリカ社会に有害な偽情報をばらまく危険な存在で、現職大統領のトランプ氏もQアノン絡みの偽情報を堂々とばらまいています。
ある調査によると、トランプ氏は今年8月までにQアノン絡みのツイッターアカウント129件を引用、あるいはリツイートしていました。
また今回の大統領選に関し、日本のネットにも不正があったと叫ぶユーザーが続出。
ツイッターでは一時、関連ワードがトレンド入りするなど泥沼化していました。
こうした陰謀論について言及した壇蜜さんは「こうした声が上がるようになったのは、あまりにも大統領選挙がメディアで報道されすぎて、あたかも私たち投票権を持ってるんじゃないかなって、どっちに入れようかと考えられるような状況に錯覚しちゃったから、こういう結果になったと思う」と述べました。
報道によって無関係な他国の事象に、当事者意識が生まれてしまったと分析した壇蜜さん。
続けて、今回の大統領選でより鮮明となった暴動や対立など、‟アメリカ国内の分断”にも言及していきました。
米国民の心中を察し、「アメリカの方々が望んでいることっていうのは、コロナが収束して、新しい生活に慣れてっていう風に、少しずつ環境が良くなっていくっていうのを…」とし「感染症と選挙の不満と日常の不満が、全部経済にダメージ、もしくは身近なものが持っていかれる、奪われる、傷付けられるっていうのに全部つながっちゃっているっていうのが…」とコメント。point 318 | 1
複合的な要素が暴動に繋がっているのではと持論を述べ、最後には、「いつかこれ、今のアメリカはもしかしたら未来の日本になっちゃうっていう怖さもあります。あまりにも騒ぎが大きくなっちゃって…」との懸念も示しました。
またトランプ氏は「週明けから法廷での戦いに一層、力を入れる」としており、大統領の今後の出方に今後も注目が集まりそうです！