新型コロナウイルスの感染拡大の影響で飲食店の自粛ムードが続いている中、飲食店に生鮮食品を流通させている生産者も買い手がつかず悲鳴を上げているようです。なんといっても生ものなので、買い手がつかないとそのまま廃棄になってしまうのですが、そこで新たな取り組みを行っている業者も相次いでいるとのことです。
飲食店の営業自粛で生鮮食品の生産者が悲鳴?
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で飲食店が短縮営業、または営業自粛しているとこともありますが、そこで被害を受けているのは何といっても生鮮食品の生産者です。緊急事態宣言を受け、スーパーなどで食料品を買い込む方も増え、生鮮食品の業者が潤っていると思いきや、どうやらそうはいかないようです。
生産者いわく、スーパーに流通させるのにも限界があるようで、どうしても売れ残りが残ってしまうとのこと。その際やむを得なく廃棄となってしまうとのことで、実にもったいない話。飲食店での流通が最も売り上げを出せるようで、その飲食店が営業を自粛してしまうと出荷自体が止まってしまうといいます。
苦渋の決断でネット販売も?
特に、なんといっても鮮度が大事な魚は業者も非常事態。現在多く育っているという真鯛は、これからも多く繁殖するということで、さらなる悪循環が懸念されています。そこで、苦渋の決断でネット販売に切り替えて取引している業者も続々現れています。すると消費者からは反響を呼んでいるようで、1日100匹ほどのペースで売れ始めている業者もあるとのこと。
せっかく育てた生鮮食品が売れ残ってしまっては生産者はおろか、消費者さえももったいないと思うはず。廃棄されるくらいなら買い取る、といった積極的な消費者も相次いでいるとのことで、今後もこのようなネット販売も普及してくれれば、と思いますね。業者にとって今が最も大変な時期だと思いますが、なんとかして乗り切ってほしいところです。
まとめ
このように、飲食店の立て続けの営業自粛により廃棄も増えているという生鮮食品業界ですが、食料品は家庭に必須でありますので、廃棄になるというのは本当にもったいないですね。生産者側も多くの取り組みをされていると思いますが、消費者は生鮮食品必要としていますので、どんどん売っていただければと思います。