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ワイルド・スピード7でポールウォーカーの代役がなんと弟に!


大人気カーアクション映画、『ワイルド・スピード』シリーズ。2013年、その第7作目の撮影期間中にブライアンオコナー役であるポールウォーカーさんが事故死するというショックな出来事が起こりました。そして急遽代役を努めたのは弟だったのです!

 

ワイルド・スピード7の撮影は半分しか進んでいなかった!

多くのファンを惹きつけてきたワイルド・スピードシリーズが第7作目の撮影を半分ほど終えていたとき、悲劇は起きました。

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ブライアンオコナー役であるポールウォーカーさんが40歳の若さで交通事故死してしまったのです。

ブライアンオコナーは主要な役であったために当然撮影は中断され、存続が危ぶまれました。

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「撮影を止めてお蔵入りにしまうのか」「公開予定を延期して最初から撮り直すのか」ポールの死に関係者みなが苦しみながらも様々な意見を出す中、ポールの家族から「続けたい」という希望が出されたのです。

そこには撮影半ばでこの世を去ったポールの意思を継ごうという強い願いが込められていました。

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そこで弟のコーディーさんが尽力することになります。

 

ブライアンオコナーの代役に弟を抜擢!でも俳優だったの?

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抜擢されたポールの弟、コーディーウォーカーさんは救急隊員でした。つまり俳優ではない彼が大人気映画の主要な役を演じるという前代未聞の挑戦となったのです。

しかもいくら兄弟とはいっても双子ではなく、それまで撮影された兄の顔とは別。撮影はどう行われたのでしょう?

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ここで最大限に活用されたのが最新のCG技術です。

それまでに撮影されていたオフショットやNGシーンなどに弟・コーディーの画像をかぶせ、違和感のないブライアンオコナーを完成させたのです。

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もう一人の弟、ケイレブウォーカーさんも撮影に協力し、見事にワイルド・スピード7は完成を迎えました。その出来栄えは完璧なもので、観客がCGシーンに気づかないほどでした。

 

救急隊員から俳優へ!弟、コーディーウォーカーの挑戦と兄への思い

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ワイルド・スピード7は公開されるとシリーズ最高の観客動員を記録し、大ヒット作となりました。

当初の台本のラストシーンを変更し、ブライアンオコナーは引退、映画を去るという内容になっています。

「CGが成功したのならば引退という設定は要らないのでは?」と思われそうですが、これは『ワイルド・スピード8』を作るための序章だったのです。

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そして何といっても驚きなのが代役だったコーディーさんがこの8に出演しているのです。

兄の死という悲劇を迎えたときは救急隊員だった彼は俳優への転身を志し、ワイルド・スピード7出演後『パシフィック・ウォー』という映画で「正式に」俳優デビューを果たし、新たな人生を踏み出していたのです。

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兄の遺志を継ぎたいという強い意志はワイルド・スピード7だけに留まらなかったということですね。

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きっかけはとても悲惨で苦しいものであったにせよ、これからの彼の俳優人生には注目です。また彼は兄のポールが設立していた災害援助団体「リーチアウト・ワールドワイド」(ROWW)のブランドマネージャーにも就任しており、ここでも家族・兄弟の強い絆が伺われます。

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まとめ

兄弟が事故死する可能性は誰にでもあります。しかしコーディーさんのように、強い覚悟でその兄弟の遺志を継ぐ決意は誰にでもあるものではないでしょう。代役を引き受けることから始まった突然の俳優人生は彼自身の気持ちの強さ・兄弟への思いを表しているといえますよね。

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