かつてお笑いユニット「ラーメンズ」として活動していた小林賢太郎さん(48)が東京五輪開会式の演出統括を解任されたことを受け、世間からも怒りの声が上がっている中で、元相方の片桐仁さん(47)が所属事務所を通じて謝罪コメントを発表したところ、ネット上ではさらなる波紋を呼んでいるようです。
小林賢太郎さんが解任されたことについて、片桐さんはマスコミ各社へのファクスを通じてお詫びの文章を掲載しており、「この度は、23年前のラーメンズのコント内での極めて不適切なセリフにより、多くの方々に不快な思いをさせてしまい、深くお詫び申し上げます」と謝罪のコメントをしました。
続けて「当時、差別的な表現や不謹慎な言い回しに対する意識が低く、それによって不快な思いをする相手の方がいることを、想像できていませんでした。若気の至りとは言えない、非常識な人間だったと思います」とした片桐さん。
さらに「皆さまのご指摘により、そのことにあらためて気付かされ、事の重大さに気付かず、自分自身が演じてしまったことを反省しております」と反省の意を綴っており、「今後、二度とこのようなことがないように、表現をする際には、一度立ち止まって考えることを心がけたいと思います。大変申し訳ありませんでした」と謝罪しています。
小林さんと片桐さんはかつてコンビを組んでいた「ラーメンズ」時代にNHK教育番組のキャラクターに扮して企画を練るというコントの中で「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」という文言を使う場面があったといいます。過去のネタではあるものの、ネット上では動画が拡散されて批判の声が続々と挙がったため、謝罪したとみられています。このたびの騒動において、表現の仕方に細心の注意を払うことを誓った片桐さんに対してネット上では、
「海外の人が原爆の事で笑いを取るのと一緒ですからね。ただ、すぐに認めて謝罪し、元相方まできっちりと謝罪した。そして東日本大震災などへの行動などは素晴らしいと思うし、この先彼等が誹謗中傷されない事を願います。」「この事が報道されて不快な気持ちになった方も多くいると思う」「これはもらい事故。もちろん、ナチスの悲しい歴史を笑いにしてはいけない」などといった声が上がっていました。