世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の施設に貼られた、自民党議員の選挙ポスターの画像にぼかしが入っていた問題で、大きな波紋を呼んでいます。
自民党議員と統一教会の癒着が追及される中、森雅子首相補佐官にも疑惑が浮上。グーグルストリートビューで森氏が生まれ育った福島県いわき市の統一教会施設を確認すると、建物内に彼女のポスターが貼られていたことがSNS上で騒動になっているのです。
物議を醸したのは福島県にある「世界平和統一家庭連合 いわき家庭教会」に貼られた、元法務大臣で、内閣総理大臣補佐官(女性活躍担当)の参議院議員・森氏の選挙ポスターです。8月7日時点では選挙ポスターの顔の部分にしかぼかしが入っていませんでしたが、8月17日に選挙ポスター全体にぼかしが入っていることが指摘されていました。
そのため、ネット上ではGoogle ストリートビューの修正が「謎の力」「政治の力」などと波紋を広げている模ほか、地元では森氏が統一教会のイベントに登壇した“証拠”も出回っているということです。選挙ポスターにぼかし加工を施したのはGoogleの自主的な判断なのか、それとも自民党や議員側、旧統一教会側、その他の勢力による“リクエスト”を受けたものなのかは不明ですが、ぼかし加工が入っていることを受けて波紋を呼ぶのは当然のことでしょう。
森氏はストリートビュー騒動に対し、〈統一教会の関係者と認識せずにポスターをお渡ししてしまった〉とSNSで弁明していますが、もともとストリートビューが撮影されたのは、2019年の7月で、ちょうど森氏の参院選があった時期ということもあり、教団とはそれなりの付き合いがあったはずなので、何も知らずにポスターを渡したとは考えにくいと指摘もされています。
岸田政権と統一教会の「ズブズブ癒着」。統一教会と関係のある議員の名前を挙げるのもいいのだけれど、社会問題となっている統一教会をどうするのかの議論が欲しいですね…。
[著作権者VONVON /無断コピー、無断転載および再配布禁止(違反時の法的措置)]