欧米で実施された食に関する面白い研究をご紹介しようと思います。今回、欧米で「親子の食事の質と摂取カロリー量」を分析した今回の調査で、研究チームは、両者には統計的に有意な関連がみられることを発見しました。
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これは肥満とそれに関連する心血管疾患、糖尿病など上昇を続ける社会問題に対処するための戦略作りに新しい視点をもたらすものなんだそうです。米国CDC（疾病管理予防センター）によりますと、米国成人の3分の1以上、小児の約17%が肥満なんだとか。約700組の親子を対象に食事の内容を分析した今回の調査で出てきた結果は、あまり好ましいとは言えないものだったのです。
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研究者の一人は、「残念ながら、人々の食事の質は、最高というわけではありませんでした」とし、「親の方が子供に比べて良好な食事の質を保っていましたが、それもほんの少しに過ぎませんでした。」と語りました。また、研究チームは、『子供らに対する近隣環境のインパクト』研究に参加した698組の親子のデータを解析することにしました。6-12歳の子供たちとその親がワシントン州とカリフォルニア州で集められ、2007年から2009年にかけて調査が実施されました。予備調査によって調査に影響を及ぼすような疾患を持っている人はあらかじめ除外されました。point 339 | 1
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親子の食事データの収集については、無作為に選ばれた3日(少なくとも平日、週末、各1日を含む)における親と子の食事を尋ねることで実施されました。得られた食事データは、HEI-2010(健康な食事インデックス)、DASH(高血圧を止める食事アプローチ)スコア、そしてエネルギー密度(グラム当たりのカロリー)に基づいて点数化されました。HEI-2010は、食事の全体的な「質」を12種類のカテゴリ（例えば、カロリーだけで他の栄養がない「空疎なカロリー」かどうか）について点数を付けることで評価します。DASHスコアは野菜、果物、低脂肪乳製品など8つの食品群をどれだけ食べているかで評価します。全体的に見て、親の食事の質は高めだったが、それでもHEI-2010の平均点は64.point 400 |
5、DASHは56.point 10 | 6であり、それほど高いものではありませんでした。子供の食事の質は各々58.point 47 | 3と54.point 52 | 3で親よりも低かったそうです。point 67 | 1
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しかし、摂取カロリー量は親子でほとんど一緒だったというのです。子供の平均摂取カロリーが1,751kcalだったのに対し、親のそれは1,763kcalだったのです。近隣環境、肥満度、性別年齢など一般的に食事に影響を与える因子の影響を除外して解析した結果、研究チームは親の食事の質が、子供の食事の質に最も大きな影響を与えていることを発見しました。特に子供の食事の質を悪くする要因として、野菜が少な過ぎることと「空疎なカロリー」（ケーキやキャンディ、アイスクリームなど糖分と脂肪ばかり入っている食品のこと）が多過ぎることが挙げられます。今回の調査につきましては、参加した親のほとんどは母親であったこと、子供についてのデータは親の申告によるものであることも偏りを生む可能性があると研究者はコメントしています。point 350 | 1
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