4年前の「奇跡」再びーー。
静岡スタジアムで28日行われたラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で、日本代表が世界ランキング2位のアイルランド相手に19-12で逆転勝利を収めました。
4年前のイングランド大会で強豪・南アフリカを倒した「ブライトンの奇跡」から4年がたち、再度の「ジャイアントキリング(大物食い)」に、会場を埋めた日本ファンは絶叫。涙を流す人の姿も見られました。
またこの日本の勝利は、初の8強入りへ大きく前進するだけでなく、世界ランクを史上最高の8位に引き上げました。
そして、日本の逆転勝利に驚いたのは国内だけではありませんでした。
世界のメディアからは日本の勝利をたたえる報道が相次ぎました。
日本に敗れたアイルランドのアイリッシュ・タイムズ紙は28日、
自社サイトで「日本の成長する息子たちがアイルランドに暗雲を垂れ込めさせた」との見出しで敗戦を報じました。
「成長する息子たち」を意味する「rising sons」は、
日本を表すときの慣用句「日いずる国」の太陽「sun」を息子たち「sons」に言い換えたもの。
また、日本は「試合が進むにつれて、力、野心、技術を高めて成長し、勝つべくして勝った」と称賛しました。
一方、アイルランドにとっては「とても残念で手痛い敗戦」とし、前半途中にリードした時点から急激に動きが悪くなったと指摘。
日本での開催に「暑さと湿度のせいかもしれない」とする一方、「精神力の違いもあった」と分析していました。
さらに、英BBCも「ラグビーW杯史上最大の番狂わせの一つ」と報道。
「前進し、タックルを決め、攻守逆転を勝ち取るごとに大歓声で後押しした観衆の前で素晴らしいパフォーマンスを見せた結果」と日本を称えました。
次のサモア代表戦は10月5日、おひざ元の豊田スタジアムでおこなわれる予定です。
日本の快勝に芸能界からも喜びの声がたくさん上がっていました。
ネット上からは、こんなコメントが寄せられています。
「今は児童や生徒の若きラガーマンにとって、こんなに興奮し刺激を受けることはないだろう。日本のラグビー界の未来は明るい。本当におめでとうございます。」
「各国メディアが大きく扱っているね。政治的なニュースに続いて2番目に大きく報じてるメディアが多い。」
「日本チームは、これで燃え尽きたり満足したりしないように、ベスト8目指して次も頑張ってほしい。」
狙うは優勝ですね!頑張れニッポン!