豚ひき肉を使った料理といえば、餃子やハンバーグが代表的ですね。でも、この2つはちゃんと作ると結構手間がかかります。豚ひき肉は、これ以外にも色々な料理に応用でき、簡単お手軽料理の味方になる材料です。これからご紹介する「かんたん獅子頭鍋」は、手早くできてボリューム満点のおすすめレシピです。
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台湾家庭料理「獅子頭鍋」
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「獅子頭鍋」は、元は台湾の家庭料理で、豚肉の大きな揚げ団子と白菜がたっぷり入ったお鍋です。「かんたん獅子頭鍋」は、この作り方をちょっと日本風にして、さらに簡略化したもの。肉団子を揚げずに作る、よりお手軽な鍋料理です。
必要な材料
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材料は、2~3人用の土鍋1杯分で、豚ひき肉250g、蓮根1節、白菜4分の1、春雨30g、しょうが1かけ、片栗粉が適宜。調味料として、お酒大さじ2、鶏ガラスープの素大さじ2、醤油大さじ3、みりん大さじ2、塩小さじ1を使います。
作り方
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まず、土鍋に水を入れ、お酒と鶏ガラスープの素を加えて火にかけます。蓮根はみじん切りにして水にさらし、ざるにあけて水気を切っておきます。しょうがは半分は細切りに、半分はすりおろします。水で戻すタイプの春雨を使う場合は、戻して茹でられるようにしておきましょう。
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豚ひき肉に水気を切った蓮根と塩、おろししょうが、少量の水を入れ、手早く練っていきます。豚ひき肉と蓮根がほどよく混ざったら、片栗粉を加えてまとめられるほどの固さにします。土鍋のお湯が沸いてきたら、スプーンや手でひき肉を団子状にまとめて、どんどん鍋に入れていきます。
野菜も入れるとおいしい
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肉団子が浮いてきたら、白菜と細切りしょうがを入れて、醤油とみりんでスープの味を調えます。味が決まったら春雨を入れ、そのまま数分間煮ます。肉団子と白菜にほどよく火が通れば出来上がりです。
蓮根がシャクシャクとした歯ざわりになって、目新しく、かつ美味しい肉団子になります。蓮根はボリュームアップにも役だって、肉団子がお鍋いっぱいになって豪華に見えます。旬の白菜は甘くトロトロ。好みでねぎを散らしても美味しいです。
このレシピの特徴
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元々の台湾の獅子頭鍋は、肉団子に蓮根のほか椎茸や各種調味料を入れ、油で揚げ、それから鍋で煮立てる料理です。でも、揚げ物をするのはちょっと大仕事。このレシピは、油で揚げる手間を省き、かつヘルシーであるのが特徴です。水で戻すタイプの春雨ではなく、直接鍋に入れられる春雨を使うとより簡単です。
アレンジ
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スープは日本風に醤油とみりんで甘辛い味付けですが、すこし中華風にしたい時は、ごま油を少したらすと風味が増してより美味しくなります。ごま油を使った場合、鍋のシメをうどんではなく中華麺にするとぴったりです。