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人気ドラマ「流星ワゴン」の原作は?


流星ワゴンはテレビドラムで非常に高い視聴率を博した人気ドラマですが、これには同名の原作が存在します。原作は重松清氏のもので登場人物も全く同じ名前で、主人公が若き日の実の父親と一緒に交通事故で死亡した親子が運転するワゴンに乗って時空を旅するといった内容については基本的に同じで、これが流星ワゴンと言うタイトルの所以でもあります。


写真:cinemacafe.net

しかし実際のドラマのストーリーについては若干の相違があり、これはテレビドラマとして比較的誰もが納得するような内容になっているのに対し、原作では非常にシリアスなストーリーが展開されている点が大きく異なります。基本的なストーリーとしては主人公が仕事が思うようにいかず、またご家庭でも妻や子供が抱える悩みとしっかりと向き合えていないことから起きる様々な亀裂により、生きていてもしようがないと思い始めるところからストーリーが始まっています。point 283 | 1

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写真:so-net.ne.jp

そのような時に交通事故で死亡した親子の運転するワゴンに乗り合わせることになり、またこれに若き日の自分の父親が乗り合わせたところから主人公の様々な思いが切り返され、ときには人生のやり直しを含みながら様々な出来事が発生していくと言う内容になっています。

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写真:so-net.ne.jp

原作とドラマとで大きく異なるところは、最終的に主人公は家族と非常に仲の良い状態を取り戻し新しい人生を歩むことになるのですが、ドラマの場合には途中で父親がワゴンを降り、その後消息不明となってしまうのに対し、原作では主人公が先にワゴンを降りて新たな場所で家族との仲の良い生活を取り戻すという点に大きな違いがあります、また、主人公の妻が浮気をしていると言う検索のストーリーに対し、ドラマではギャンブル依存症になってしまい多額の借金をしていると言う点にも大きな違いがあります。point 299 | 1

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写真:amazon.com

ドラマの場合には多くの人が見ると言う点や、放送時間帯の事情もあり比較的柔らかめのストーリーになっている点が大きなポイントです。対して原作は浮気のシーンが生々しく描かれていたり、最終的に主人公が途中で時空の旅を止めてしまうといた非常にシリアスな内容となっており、少々毒のあるストーリーとなっているのが大きな特徴です。また、ドラムの場合には妻の故郷である新たな場所で家族3人で新しい生活を始めると言う内容に対し、原作では元の生活に戻りながら家族関係が徐々に良くなっていくと言う終わり方である点も大きく異なります。point 317 | 1

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写真:so-net.ne.jp

流星ワゴンは原作が公開されたのは 2001年で、その15年後の2015年にドラマが公開されていることから時代背景などは大きく異なる面がありますが、基本的な親子関係や夫婦関係に伴う背景は大きな変化がないため非常に両方とも見ごたえや読み応えのあるストーリーとなっています。

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