2019年4月、草なぎ剛、香取慎吾、稲垣吾郎の3人がAbemaTVの「7.
2 新しい別の窓」に出演し、爆笑問題の2人がゲストとして出演していました。
番組内では、テレビ出演が少ない状況に関して、「テレビ局が忖度しすぎ」との発言があったことに注目が集まりました。
「ナカイの窓」(日本テレビ系列)の最終回(3月)では、エンディング曲にSMAPの「オレンジ」が使用され、ギャグにしつつもSMAPへのコメントであると受け取れるようなメッセージが放送されたり、また、27日にはグルメバラエティ番組の「人生最高レストラン」(TBS系)に香取慎吾が出演していました。
このような状況の中でも、世間では忖度があるとの見方が大半です。
しかし、実際に現場では、どのような向き合い方がされているのか…テレビ制作の現場の声を聴いてみることにしました。
「ジャニーズ事務所からの指示があるか無いかで言えば皆無です。しかし、忖度はあります。これに関しては局内でも明確な指示があります。事務所からの指示ではなく局長や役員からの指示です。要は上としてはジャニーズ事務所と関係を悪化させたくないので、『わかってるよな』ということです」―テレビ局番組プロデューサー
事務所からの指示ではなくて、爆笑問題が言う通り、テレビ局側の勝手な忖度になっているとのことだそうです。そして、現場ではこのような指示に従っているだけだと言います。
「基本は誰もがサラリーマンですから制作部長や編成局長などが相手となれば従うしかありません。しかし、現場ではこのような指示は基本的に鬱陶しく思っています。現場には5人のSMAPと仕事をしてきたスタッフや子供のころから5人のSMAPを見てきた人間がたくさんいるので、今もSMAP愛を持っているスタッフが多いんです」―同テレビ局番組プロデューサー
確かに、世代的には各番組を視聴していたスタッフも多いはずです。
「たとえば『ナカイの窓』の最終回も業界内ではちょっとした話題になりました。あの内容は上の人間のチェックが事前に入っていれば、下手すればカットするように指示される可能性がある内容です。そのため、局長や部長レベルの完パケ(放送と同じ内容)チェックをわざと遅くしたとも言われています。本来なら数日前に渡すものをおそらく当日に渡すなどして仮に指示があっても内容変更できないようにしたのではと言われているんです」―同テレビ局番組プロデューサー
もしもそれが事実であれば、それは凄いことです。その理由はやはり、“SMAP愛”なのでしょうか。
「辞めた3人もそうですが、事務所に残っている中居さんや木村さんも含めて誰が正しい誰が悪いじゃなくて、みんな大切な仕事仲間なんです。それを大人のおかしな都合でおかしな方向に舵を切るのは現場では誰もが嫌がっています。ジャニーズだからSMAPだからということではなく、大事な仕事仲間だからこそおかしな指示には従いたくないんです。特に辞めた3人に対しては、まるで『なかった人物』にされることが我慢ならないんです」―同テレビ局番組プロデューサー
SMAPの今後の展開は、果たしてどうなるのでしょうか。再び地上波で活躍することには、なるのでしょうか。