東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、大会組織委員会元理事の高橋治之容疑者が
ぬいぐるみ製造・販売会社「サン・アロー」(東京)が、五輪マスコットぬいぐるみを販売できるよう組織委員会側に働きかけた疑いのあることが判明しました。
ぬいぐるみは公式ライセンス商品で、販売する際には組織委員会の承認が必要だったそうです。
同社からは、高橋容疑者に数百万円が提供された可能性があり、東京地検特捜部が経緯を調べています。
【内容詳細】
東京五輪・パラリンピックの公式商品を販売するには、組織委員会の審査を通過し、組織委員会との間でライセンス契約を締結する必要がありました。
サン・アローは組織委員会と同契約を結び、2018年7月から、
公式商品として、大会マスコット「ミライトワ」「ソメイティ」のぬいぐるみを販売しており、
更に関係者によりますと、大手広告会社「電通」から組織委員会に出向していた幹部らが特捜部の任意の事情聴取に対し、
このぬいぐるみの販売について、
「高橋容疑者から『サン・アローなど2社に販売させるように』と言われた」
などと説明しているとのことです。
サン・アローからは別の会社を通じて、高橋容疑者に数百万円が提供された可能性があり、特捜部が、資金提供や趣旨などについて現在捜査を行っております。
またサン・アローは22日の読売新聞の取材に対して「回答は控える」とコメントを残しております。
高橋容疑者はAOKI側より、5100万円を受け取ったとする受託収賄罪で今月6日に起訴。
更にKADOKAWA側からも約7600万円を受領したとして、受託収賄容疑で同日に再逮捕。
またこちらの事件に対してネットユーザーの声は
《アスリートのみならず、国民の夢の舞台であったオリンピックが、さらに疑惑にまみれたものとなっていく。》
《薄々解っていたけど、やっぱりオリンピックは賄賂、癒着、権利、権力、お金が主役の大会であり、選手はソレに利用されてるだけ。…もうオリンピックは廃止でも良いと思う。 4年に一回って、かなりの頻度だと思うし。》
《だからオリンピックなんてやらなければよかったのに…。 》
などの薄々は気づいていたことなどをコメントする者が多く見かけました。
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