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【話題】「そろそろお釣りでます…」驚きの手動販売機⁉ 「接触せずに心温まる」と大人気…餅菓子店夫婦の自作


自動販売機かと思ったら、手動⁉ お餅のお菓子を販売する店が、店頭に設置した手作り感あふれる「販売機」がツイッターで話題になっています。新型コロナウイルスの影響を受ける中で、販路拡大と非接触を両立した画期的なアイディアに「めちゃくちゃいい」「食べたい」などの反響が集まっています。制作したのは菓子店「おもちくらぶクリエイト」(東京都杉並区)。

 

自販機の後ろから「ボタン押してね~」まさかの「手動販売機」⁉

話題のきっかけとなったのは、FJKさん(@debiruneko)がツイッターに投稿した写真です。
投稿したお店は「おじちゃんとおばちゃんがかわいいなと思ってよく行くお店」だそうです。当初は自動販売機を見て、スタイルの変化に少し寂しく思ったそうです。しかしそれもつかの間、自販機の後ろから聞こえる「いらっしゃいませ~」「ボタン押してね~」の声。「おじちゃんがせっせと用意してくれるのが、以前にも劣らぬ微笑ましさでした」point 243 | 1

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投稿には「めっちゃかわいい」「手動販売機?」「素敵なアイディア」とリプライが寄せられたほか、5万回以上リツイートされ、26万件以上の「いいね」が集まっています。なぜこの「販売機」は生まれたのでしょうか。設置している「おもちくらぶクリエイト」に聞きました。

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新型コロナの影響で 得意先が休業、 販路拡大と非接触を両立に⁉

「おもちくらぶクリエイト」は国内産の水稲餅米を使った餅菓子のお店です。山正製菓が運営し、代表取締役・山本哲生さんと妻の2人で切り盛りしているそうです。

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話題の「販売機」で売られているのは、お店の看板商品「omochi bar(おもちばぁ)」。アイスキャンディのような見た目でほんのり甘く、冷やしてもやわらかいのが特徴です。

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山本さんは「和菓子系の商品は、冬によくお買い求めいただきますが、夏は低調になりがちです。年間を通して、また夏でも冷やして食べていただけるよう、アイスキャンディーの形の商品をつくりました」と話します。

季節によって12~15種類販売されており、定番のよもぎやきなこ、人気のいちごなど、カラフルな品揃えが目にも鮮やかです。そんな「omochi bar」の「販売機」をつくったのは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響がありました。

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「先日の緊急事態宣言を受けて、百貨店など商品を卸す得意先がほぼほぼ休業しています。そういった売上がメインだったうちにとっては死活問題。そこで、自販機を各地に設置して販売したらどうか、と思ったのがきっかけでした」

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また、店舗に買いに来たお客さんの中にも、人との接触に敏感になっている人もいたそうで、「気軽にお買い物ができるなら」という思いもあったといいます。

 

手動なので「お釣りの計算はちょっと お時間を…」⁉

山本さんは「手作りが好きなので」といい、「販売機」の材料は近所の100円均一で購入。組み立て式の棚に発泡スチロールを貼り付け、「omochi bar」のサンプルも紙粘土でつくりました。妻と2人で仕事の合間に作業し、10日ほどで完成したといいます。

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おもちくらぶクリエイト

「電気も使っていないので、販売機というか、販売台という感じなのですが…」。ボタンを押すと、「販売機」の裏から山本さんが商品を取り出し口に入れ、お客さんに合計金額を入れてもらう後払い方式です。現金のほか、PayPayでも支払うことができます。

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現金の場合は、お釣りをこちらで計算して返却口に入れるので、自動販売機よりはちょっとだけお時間いただくと思います」と山本さん。
「そろそろお釣りでますよ」「はいどうぞ」など、裏からお客さんに話しかけつつ「接客」しているそうです。

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見た目はアイスキャンディー! 実はお餅なんです! これは、国内産水稲餅米100%の本格きねつき餅の餅生地に砂糖等を加えてアイスキャ­ンディ風の形にした、手軽にいつでもどこでも食べられる、ほんのり甘い新感覚のポップな餅菓子omochi barです。 #いつでもどこでも食べられる#そのまま食べられる#冷凍保存出来る#焼いてもおいしい#口の中で溶ける#手を汚さず食べられる#食べたら元気になる#いつ食べても良い#持ち運びに便利#そこそこ日持ちする#見た目が楽しい#いろんな味がある#片手で食べられるpoint 516 | 1

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「これもまた、ひとつのコミュニケーションツールだと思っています。昔ながらのたばこ屋さんのような雰囲気ですね」。おもちゃっぽい見た目と、操作できる面白さから親子連れにも人気だといいます。

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「今営業に困っているお店でも、こういった自販機式であれば、接客で接触する必要もなく、なおかつ目も引きやすいです。こういったやり方もできるんじゃないかという提案にもなれば」という山本さん。「本当に今後は自販機でも販売したいと思っているので、興味がある方がいれば一緒に広めていきたい」と話します。

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実はこの「販売機」は、「おもちくらぶクリエイト」のオンラインショップでも、「omochi bar」と並んで販売されています。「omochi bar」専用、かつ「限定品」としてお値段は35万円とお高めですが、「自動販売機形式」に興味を持ってもらえればという思いも込められているという。

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「他のどこにもないものを…」の思いで生まれた「omochi bar」

もともと徳島で父が経営していた和菓子の会社を、10年ほど前に引き継いだ山本さん。「他のどこにもないものを、楽しいものを真面目にやりたい」という思いで、これまでの餅菓子のイメージとは異なる「omochi bar」を開発しました。

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土地勘もない中で、ネットで物件を探し、3年ほど前に夫婦で上京。東京都杉並区に「おもちくらぶクリエイト」を開店し、今では月に1万本も製造することもあるそうです。商品について「この世にひとつしかないもの、比較するものがないからこそ、自信がある」と語ります。そんなマインドからも、画期的な「自販機」も生まれたのでしょう。

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omochi bar 48セット!(48本入) 優秀な差し入れの条件は、大人数でもパッと取り分けが簡単で、手でつまめたりしてサッと口に入れられて、尚且つ話題性のあるもの。 #食べたら元気になる#見た目が楽しい#差し入れに最適#疲れた時に#ご褒美として#お祝いに#お返しに#思わずあげたくなる#よそには無い#もらうとうれしい#誰かと一緒に食べたくなる#思い出づくりに#皆に配りたくなる#誰かに教えたくなる#悩んだらコレ#餅のくせに憎めない#とにかくかわいい#餅のくせにオシャレ#トラブル時も許せる#食べたらそこそこ若返る#髪がフサフサになる気がする#皆が笑顔になる#皆がハッピーになるpoint 559 | 1

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ツイッターで話題になったことで、一時はサーバーが落ちるほどだったそう。山本さんは「たくさんの注文をいただいていて本当にありがたい」と話しています。

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カラフルな見た目で選ぶのも楽しい「omochi bar」は、「おもちくらぶクリエイト」のオンラインショップでも購入可能です。