「ムツゴロウ」こと作家の畑正憲（はた・まさのり）さんが4月5日、心筋梗塞のため死去したことがわかりました。87歳。福岡県出身。北海道の自宅で倒れ、搬送先の同中標津町の病院で死去したといいます。突然の訃報にネット上でも驚きの声があがっています。
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昭和１０年、福岡市生まれの畑さん。小学生時代は旧満州で暮らし、大分県日田市で中学、高校時代を過ごしました。東大理学部動物学科を卒業後、東大大学院を経て学研映画局に入り、学習映画の製作にあたります。４３年に同社を退社し文筆業に専念。同年、「われら動物みな兄弟」で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。４５年に「ムツゴロウの博物志」を著し以後、動物との交流を描いたムツゴロウシリーズを次々と刊行しました。
４６年には家族とともに北海道に移住し、１年間の無人島生活を経て北海道に「動物王国」を開設。５２年、菊池寛賞を受賞。５５年から２１年間にわたってフジテレビ系の番組「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」に出演し、６１年には映画「子猫物語」で監督・脚本を手がけ、約７５０万人の観客動員を記録しました。
平成１６年に東京都あきる野市の東京サマーランド内に「東京ムツゴロウ動物王国」を開園したが振るわず３年後に閉鎖しています。趣味はマージャンでプロ顔負けの強豪として知られていました。昨今ではテレビ出演などはありませんでしたが、「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」など、北海道で動物王国を作った畑正憲氏と動物との交流をドキュメント風に追った番組で、2001年3月まで20年間シリーズが放送され、30％を超える視聴率を記録するなど人気を博しましたので、
突然の訃報にネット上では驚きの声があがっています。
「近年はメディアに登場することもなく、ムツゴロウさんも動物王国もどうなったのかはわかりませんが… それにしても去年辺りから昭和を彩った方々の訃報が相次いでいて、複雑な思いです。まぁ人は必ず平等に死が訪れるものではありますが。 どうか安らかに、黄泉の世界でも動物たちとふれあってください。」
「動物好きのムツゴロウさんで有名な方でしたね。 最近テレビに出る事が無かったので気になっていた矢先の事だけに悲しいです。 よーしよしよし！の言葉は忘れません。」
「最近、見なくなったおりましたが、年齢的な理由だろうとは思っておりました。 直立したヒグマの「ドンメイ」と並んでCMに出ていたのが印象に残っております。 残念です。」
お悔やみ申し上げます。
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