先日、関ジャニ∞の錦戸亮さんが9月末日をもってジャニーズ事務所を退所するという報道がありました。これについて錦戸さんは会員サイトで、「21年間お世話になったジャニーズ事務所を退所させて頂く運びとなりました。僕なりの形で、僕なりのエンターテイメントとは何なのかを、改めて考え、これからも発信し、恩返しできるよう努めていきたいと思います」と報告しています。
厳しい道
錦戸さんの対処については、横山裕さん、村上信五さん、丸山隆平さん、大倉忠義さん、安田章大さんも連名でコメントを発表し「出会いから含めると約20年。もう好きや嫌いなんて感情を超えたメンバーです。道は違えど、皆さんにエンターテイメントを届けたいという気持ちに変わりはありません(中略)どうか1人でやっていく覚悟、送り出す事を決めた5人のメンバーの決断をどうにか分かっていただける日が来るように、全員がこれからの活動で示さなければと思っています」とファンに理解を呼び掛けました。
しかし、芸能界の関係者は「実際は事実上のクビのようなものなんです。」と錦戸さんの退所について思わぬ発言をこぼしています。その理由として、昨年、渋谷さんが抜けた段階で錦戸さんは関ジャニの解散をしきりに訴え、ほかのメンバーは「何なん、あいつ」となっていた状態だったとか。
渋谷さんが音楽性の違いなど熟考し、退所を決めたのとは違い、錦戸さんの場合は「もうアイドルはやりたくない」という単なるワガママ。以来、グループでは錦戸さんだけが浮いていたそうです。それを表すかのように、ファンクラブサイトでは残る5人の動画メッセージも公開されていますが、彼らが「錦戸」と呼ぶ場面はなかったそうです。
事務所幹部も当初は錦戸さんの引き留めに奔走し、新規に月9ドラマ『トレース~科捜研の男~』(フジテレビ系)を入れるなどして翻意を促していましたが、錦戸さんのモチベーションの低さが原因で関ジャニ全体の空気が悪くなっていると判断し、最終的には“切る”ことに同意したそうです。
退所した錦戸さんはソロ活動に専念し、年内にもファンクラブを開設する予定だそうです。かつてはジャニーズ事務所を辞めれば、芸能界で居場所がなくなるようなところがありましたが、近年はSNSの普及によって、個人でも十分やっていける土壌が作り上げられています。現に、渋谷さんはファンクラブ開設後3日で会員数は3万人を突破。錦戸さんの親友である元KAT-TUN・赤西仁さんもアジア圏で活躍しており、ジャニーズ時代よりも高収入を得ているとされます。錦戸さんもそれに感化された部分はあるようです。ですが、今回はジャニーズもメンツがかかっています。錦戸さんをここまでの知名度にしたのは、ひとえに事務所の力です。ジャニーズを踏み台にして個人でガッポリ稼がれては、後輩タレントにも示しがつかないし、あとに続く者も出てきかねません。
今回の独立劇に関しては、今まで以上にジャニーズは苦々しく思っているようです。公正取引委員会が目を光らせているので露骨なことはできませんが、テレビ局などは、その空気感を敏感に感じ取っています。お得意の“忖度”で、主要メディアにはしばらく出られない可能性も…。それ以上に怖いのは、これまで握り潰してきた特大スキャンダルが飛び出す可能性があることです。錦戸さんは“女性好き”で、夜の街でトラブルになったことは一度や二度ではありません。果たして、錦戸はその辺りのことまで想定して独立したのでしょうか。
錦戸さんの活躍
ジャニーズとしては、退所した錦戸さんに我が物顔で芸能界を歩かれてはたまらないということなのでしょうか。これから先は独立ということで、思わぬスキャンダルで、大きくズッコケなければいいのですが…。これからの錦戸さんの行動と活躍から目が離せません。