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【妊娠・出産】妊娠中に摂取しておきたい栄養素とは?


女性にとって人生の一大イベントといえば「妊娠・出産」ですよね。妊娠が分かったときは、命が宿った喜びと、妊娠中そして出産、出産後のことなどを考えて不安になる気持ちが交差しますよね。母子健康で、無事に出産を迎えたいと皆さん思うはずです。そこで今回は、そんな女性に母体と赤ちゃんの健康を守るために、ぜひ摂取しておきたい栄養素やその働きについてご紹介いたします。ぜひ参考になればと思います。


写真:woman.mynavi.jp

妊娠すると母体の代謝が高まり、また胎児の成長に伴いエネルギーや各種栄養素の必要量が妊娠していないときと比べると著しく増大します。妊娠がわかると、おばあちゃん世代に「赤ちゃんの分までたくさんご飯食べなさい」とか、言われることもあるでしょう。それは要するに、それくらいエネルギーも各種栄養素も必要になる、ということなんですよね。だからといって、妊娠中に食べたいだけ食べてしまうと、体重管理をできずにかえって太りすぎてしまったり、胎児にも母体にも負担がかかってしまいます。そのため、きちんと体重管理をしながら必要な栄養素を摂取するようにしないといけません。point 343 | 1

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写真:bodyreset-sarasa.com

妊娠中に出やすい身体の症状として、貧血、むくみ、タンパク尿、高血圧などがありますが、特に妊娠後期のむくみ、タンパク尿、高血圧は妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)が疑われますので、定期的に健診を受けることが大切です。このような症状にならないために、特に摂取して欲しい栄養素が「葉酸」です。ここ数年、テレビを見ていると妊婦の葉酸摂取に関するCMをよく見かけるようになってきました。特に、妊娠適齢期の女性に対し、妊娠前からの葉酸の摂取が推奨されています。では、葉酸が推奨されている理由ですが、葉酸の摂取により、妊娠3ヵ月までに起こる胎児の脳や脊髄が正常に形成されない神経管閉鎖障害という先天性異常のリスクが低下することが分かっている事実や、また葉酸は正常な造血機能を保つために重要な栄養素なので、鉄分と併用することで貧血を改善する効果が高まることなどがあげられています。ちなみに、妊活をされる方にも葉酸摂取はオススメです。妊娠前からの摂取により、母体を赤ちゃんのために整えておくことで、受胎してから成長を続ける赤ちゃんにもその栄養素を届けることができるのです。point 548 | 1

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写真:babymom-cherir.jp

妊娠中は葉酸以外にもたくさんの栄養のことを考えるようになるでしょう。それでも、出産後の母乳栄養に不安を持つお母さんも少なくありません。なぜなら、厚生労働省母子保健課は平成9年度から母乳中ダイオキシンについて調査研究を実施し、その研究結果を発表したところ、地域による違いは見られたものの、母乳にダイオキシンが含まれていることが分かったからです。2000年に施行されたダイオキシン類対策特別措置法により、ダイオキシンが発生しやすい低温の焼却炉でのゴミの焼却が禁止され、発生量は確実に削減されていますが、農薬や魚介類に含まれる水銀など、赤ちゃんに悪影響を与える物質があり、注意が必要です。point 361 | 1

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写真:googirl.jp

母乳にはさまざまな免疫抗体が含まれており、赤ちゃんは母乳を飲むことで、この免疫抗体をお母さんから貰っています。赤ちゃんのうちはまだ免疫機能の発達が十分でないため、細菌やウィルスなどの感染症にかかりやすい状態ですが、お母さんから母乳を通して免疫抗体をもらうことで、これらにかかりにくくする作用があります。これらのことから、母乳をあげて免疫抗体を赤ちゃんに渡し、可能な限りダイオキシンなどの有害物質を赤ちゃんに移行させないようにできれば…と思うのは当然といえます。point 293 | 1

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写真:www.incord.org

妊娠がわかったらまずはお母さんは、食事に十分気をつけるとともに、心身の安静と休養をとることも大切なことです。ストレスを抱え込まないように適度な運動や、睡眠など、妊娠期間中はゆったりと過ごすようにしてくださいね。健康で可愛い赤ちゃんのために、お母さんも赤ちゃんも健康状態をきちんと知っておくことが大事ですね。

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