無期限活動休止状態のCHAGE and ASKA(以下、チャゲアス)ですが、8月25日をもって、ASKAさんが“脱退”すると衝撃の発表を行いました。7月時点で、一部週刊誌において「解散を希望している」と伝えられていた中、前代未聞の“デュオ脱退”に至ったのは、ASKAさんにとっては苦肉の策だったのでしょうか。
すれ違う二人
7月4日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で、ASKAさんは10年以上前から解散を希望していると伝えており、CHAGEさんとは連絡を取ることもままならない状況だったというのです。しかし、ASKAさんはデュオ結成日となる8月25日までには、なんとしても解散したいとの思いがあったそうです。
対するCHAGEさんは、この『文春』報道を受けてか、7月16日発売の『女性自身』(光文社)のロングインタビューで、「解散を考えたことはありません」と断言しました。自身のソロ活動について話しながらも「いまは二人で活動再開をするその日のために、力をためる時期なんだと感じています」と、いつか来る再結成への期待感をにじませていました。
そして“Xデー”と言われていた25日の前夜、ASKAさんは自身のブログに、長文で“脱退”についての思いをつづったのです。文章自体は、以前から準備していたものということで、途中何度もCHAGEさんに対しての不信感が書かれていました。特に、週刊誌を通じて世間やファンにメッセージを出したことについては、「僕の生き方にはありません」と突き放し、ここ最近のCHAGEさんの言動に関して、かなり疑問を抱いていることを暗に示していました。
その後、CHAGEさんもファンクラブサイト内で文書を公開しているが、双方とも共通している言い分は、「二人で話し合おうとしたのに、実現できなかった」というものだったのです。
食い違う言い分に、解散を「したい」「したくない」という対立する主張がかぶってくるとあって、メディア関係者の間では「まるで泥沼離婚劇」と言われているようです。くしくもCHAGEさんは、インタビューで自分たちの関係を「夫婦のようなもの」と言っていて、“離婚”に応じる気はさらさらなかったようですが、ASKAさんはASKAさんで、思いもかけない“熟年別居”を選択したと。双方とも、これ以上の取材に応じるつもりはないようですが、この突然事態に動揺を隠せないばかりか、未練を感じさせるCHAGEさんは、今後何らかの形で、デュオ解消についてアクションを起こす可能性もあるようです。
ファンの心境
CHAGEさん文章には「そして今でも僕らの音楽を愛してくれている人の為にも、歌い続けたいと思います」という一文がありますが、ファンはこの予想だにしなかった“泥沼劇”をどのような気持ちで見ているのでしょうか。