夕方の各局の報道番組は、コロナ禍ということもあって、熾烈な視聴率争奪戦を繰り広げています。しかし、ここにきて 急浮上しているが TBS系『Nスタ』だというのですが…。
民放の夕方の報道番組では、もともとは 『news every.』(日本テレビ系)が独走状態でしたが、それを『スーパーJチャンネル』(テレビ朝日系)が追走。その後を 『Nスタ』『Live News イット!』が追っていました。そんな中、今となっては 『Nスタ』が 『Jチャンネル』を逆転する事態になっているといいます。
「 そのような要因として2点が考えられるます。まず一つは『Nスタ』の前番組『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』がジリジリ上昇して、横並び首位になる日も多くなった。同番組が伸びたことで、そのままチャンネルを替えずに『Nスタ』を見るようになった視聴者が増えたのでしょうね。
同番組は MCだったベテラン・渡辺宜嗣アナの視聴者からの信頼が厚く、それで多くの支持を得ていたんです。ところが世代交代のため、渡辺アナは 2020年10月2日をもって勇退し、コメンテーター兼スペシャルリポーターになり、MCの座は小松靖アナに譲りました。
決して 小松アナの進行が悪いわけではないのですが、なんとも地味で、渡辺アナ目当てで見ていた層が去って、『Nスタ』に流れた視聴者も少なくないようだと言われているようです。つまり、『Nスタ』の右肩上がりの要因は自力と言うよりは、“棚ぼた”だとも言えそうな感じです」(テレビ誌記者)
棚ぼたが、視聴率上昇の要因だといわれながらも、しかし、それによって、視聴者の絶対数が増えたことにより、 改めてTBS局内でも評価を高めているのがサブ司会を務めるホラン千秋さんだというのですが…。
やはりホランの方が“華”がある⁉ 『視聴率が上がったのはホランのおかげ』といった声も…
「ホランは 大学生時代、アナウンサー志望だったこともあり、『news zero』(日テレ系)でのキャスター経験もあって、タレントにしては進行もうまい。『NEWS23』の小川彩佳アナのように、自分の意見を主張することもないので、押しつけがましくないし、見ていて好感がもてます。
18日から22日まで、昨年の夏休みを取っていなかったため、その代わりの休みを取得し、良原安美アナが代役を務めましたが、やはりホランの方が“華”がある。休んだり、復帰したりするだけで、ネットニュースになるんですから、局としてはいい番宣になります。スキャンダルも一切出ないので、報道キャスターとしては適任。TBS局内では、『視聴率が上がったのはホランのおかげ』といった声も増えてきたといわれています」(テレビ局関係者)
昨年からのコロナ禍の影響で、各局、CMスポンサー収入が激減し、報道、情報番組でのコストカットも迫られている中、同局では、『NEWS23』のアンカーだった星浩氏が1月から、スペシャルコメンテーターに降格し、週5から週1での出演に減らされ、準リストラされました。そんな中、『Nスタ』の視聴率が上がり、自身の評価も高めたホランさん。おかげで 当分は 安泰のようだと言われています。
そんな彼女の 夏休みの代休の過ごし方はというと…
「親知らずを抜いて、あとは家で冷蔵庫、冷凍庫の食べ物だけでどれだけ生活できるか、自分の中でチャレンジして…」と答えていたようですが…。
休みであることを忘れるかのような研究熱心な姿に、「テレビに冒されすぎて、番組企画みたいになってるよ、それ」と 井上アナから 突っ込まれると、ホランさんは…
「時間がある時にこそできることをやろうかなって…」と意図を説明していました。さらに「回遊魚のようにずっと仕事をしてきているから、時には休まないと」と心配されると、ホランさんは「同じく、ですよ」と井上アナの労をねぎらっていました。







