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長いだけじゃない!リーガルハイシリーズの2つの名言


堺雅人さんが弁護士・古美門研介を演じて大ヒットしたリーガルハイ。スカッとするストーリーが見どころですが、人気の理由はやはり主人公を始めとした登場人物のセリフに名言が多いこと。今回はリーガルハイシリーズで特に心に残る2つの名言を紹介します。


写真:YouTube

 

リーガルハイシリーズ2つの名言!その1「だって絆があるから!」


写真:pcs-next.jp

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名言とは言ってもこの部分だけ抜き出すと一体何のことかわかりませんね。この名言が誕生したのはドラマのシリーズ1第9話。おおまかな流れとしては、過疎化の進む小さな村に不釣り合いな化学工場ができました。化学工場ができてから村ではお年寄りが亡くなったり、病を患ったりということが急に増え、村人は工場側を訴えることに。訴訟の和解案が提案される中、工場側の社長が村人の前で謝罪。わずかな金額での和解案を持ち掛け「みんな家族なのだから、この困難を一緒に乗り越えよう」と言います。まさかそんな話で許せるわけがないと思いきや、村人は謝罪を受け入れる雰囲気となります。「お金じゃなくて工場の誠意が見たかった」という村人たちに向かって、小見門の毒舌が炸裂。point 317 | 1

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写真:kankeinai.blog.jp

「本当によかったよかった。これで土地も水も甦るんでしょう。病気も治るんでしょう。工場は汚染物質を垂れ流し続けるけれど、きっともう問題は起こらないんでしょう。だって絆があるから!」言葉はきついですが、強いものを恐れて簡単に懐柔されてしまう村人たちの闘志を燃え上がらせるための名言です。この名言の続きでは村人1人1人の人生を語り、「そんなあなたたちだからこそできるはずだと思っていた」という一人一人への語り掛けを行い、最終的に村人たちのやる気を引き出すのです。冷徹に見える小見門が村人の心情を深く理解していたことがわかる場面は見るものに感動を与えます。また、「伝説のスピーチ」とも呼ばれるほど優れた流れのセリフなので、プレゼンをする機会の多い人やスピーチが苦手といった人には勉強材料として使えるでしょう。point 420 | 1

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リーガルハイシリーズ2つの名言!その2「本当の悪魔とは巨大に膨れ上がったときの民意だよ!」


写真:ツイナビ

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殺人犯として裁判にかけられた安藤貴和(小雪)を弁護することになった小見門と黛。殺人犯を弁護するということに対して世論は厳しく当たります。ある日黛が死刑賛成派の若者たちに暴行され、意識不明の重体となってしまいます。この名言は、そんな状況の中で行われた裁判の中での発言です。民意が司法を捻じ曲げかねない流れを受けた小見門は「愚かな国民の愚かな期待にも応えなければならないんですか。」と言い、民衆は自分が人殺しになる覚悟がないのに死刑制度によって「誰か」が消し去ってくれるのを待っているという旨の発言をします。一連の流れは怒涛の長ゼリフですが、セリフには一切無駄がないと言っても過言ではありません。point 296 | 1

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写真:ecx.images-amazon.com

罪は真実ではないけれど、みんなが望んでいるなら死刑にしましょう、という啖呵を切ったうえで「それが民意だ!民主主義だ!なんて素晴らしい国なんだ!」と続き、そこからは「私のパートナー弁護士を寄ってたかって袋叩きにしたことも民意だから正しいわけだ。…冗談じゃない。冗談じゃない!」とあの有名なセリフも。そこから「本当の悪魔とは巨大に膨れ上がったときの民意だよ!」という名言に続くのですが、前後の流れや空気感にこそ名言と言える理由が含まれているので、ぜひドラマを見て名言を噛み締めてみてください。シリーズを通してコメディータッチの強いドラマであるリーガルハイですが、この話では司法の在り方や「民意」の危うさについて、見る人一人一人に真剣に考えさせる物語となっています。point 410 | 1

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なぜ名言と呼ばれる?リーガルハイのセリフの流れに注目!


写真:livedoor Blog

リーガルハイの名言は、なぜ名言と呼ばれるのでしょう。今回紹介した名言2つを見ても、当然ながらそのセリフだけでは何のことかわかりませんよね。脚本として、登場人物に名ゼリフを言わせようとしているのではなく、小見門の熱い想いを描くことを大切にしているのが伝わってきます。しかし2つの名言には、そのセリフの流れにはあるパターンがあることにも気づきます。まず相手を突き放し、事実・過去の出来事を振り返る。聞いている人がしっかりと現状を把握できてから自分の考えを述べるのです。特に名言その1は「伝説のスピーチ」とも呼ばれるほど優れた流れのセリフの中の名言です。こういったことを考えながら見ると、プレゼンをする機会の多い人やスピーチが苦手といった人には勉強材料としても使えるでしょう。point 433 | 1

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まとめ


写真:matome.naver.jp

今回はリーガルハイシリーズの2つの名言を紹介しました。ドラマを見ている方としては小気味よくスカッとする長ゼリフを毎回覚え、自分のものにするのは並大抵の俳優ではできないでしょう。堺雅人さんの役者としての実力もよくわかるドラマである「リーガルハイ」。まだ見たことがないという人は週末に一気見してみてはいかがでしょうか。今回ご紹介した名言以外にも、心にぐっとくる名言と出会えるはずです。

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