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悪くはないけど良くもない…?監督としての高橋由伸の評価


高橋由伸氏は読売ジャイアンツの第18代目監督として2016年からチームの指揮をとっています。読売ジャイアンツは、2014年に優勝して以来、3年間優勝から遠ざかっています。過去のセントラルリーグ優勝チームの経歴をみても、2003年から2006年までの最長4年の間優勝できなかった時期はありましたが、3年連続優勝を逃しているのは、この期間に次いで長い期間となります。過去、2007年から3年間と2012年から3年間において2度3連覇を果たしてきましたが、中心選手か変わらずチームは過渡期を迎えています。現状のチーム状況と新たな戦力を記述し、高橋監督の評価についてふれていきます。

写真:udn.com

◼︎高橋由伸氏が監督になってからのチーム成績

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写真:saitomo0908.com

高橋由伸監督になり、2016年は71勝69敗3分で2位、2017年は72勝68敗3分で4位の成績です。2017年は2007年にクライマックスシリーズが創設して以来初めて出場権を逃しました。結果論だけを述べれば成績は下降しており、当然ながら評価は低くなります。一方で、チーム成績をみると、2017年はチーム打撃成績は.point 176 |

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249でリーグ3位、チーム防御率は3.point 19 | 31でリーグ2位と良好です。個々の選手の特徴をいかした結果と言えます。特に、先発投手陣は磐石の布陣であり、防御率1位で最多勝利投手となった菅野智之投手を筆頭に、防御率2位で14勝をあげたマイルズ・マイコラス投手、防御率7位で13勝をあげた田口麗斗投手の3人は不動ですし、後半戦に白星を重ねた1年目の畠世周投手の頭角など、チームとして勝ち星を重ねる投手が多数揃ってきた点は評価できます。高橋由伸監督にとって、不運であったのは、即戦力であったり計算できるはずの選手が軒並み、不調や故障などで戦線離脱し、チーム成績が伸び悩んだ点です。投手陣では杉内俊哉投手、内海哲也投手、大竹寛投手、山口鉄也投手などのベテランや森福允彦投手、山口俊投手などの移籍組が活躍できなかった点が不運でした。野手でも、片岡治大内野手や陽岱鋼外野手など期待通りの活躍ができず、チーム成績の低迷の一因となりました。高橋由伸監督の評価をする際はこの点については配慮が必要な点といえます。point 443 | 1

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写真:baseballking.jp

◼︎高橋由伸監督が育成した選手について

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写真:beauty-intelligence.com

チーム成績は過去の読売ジャイアンツの指揮官と比べても優れた成績とはいえませんが、チームは過渡期であり選手の入れ替わりの時期であり、新たな選手をどれだけ育成できたかという点も指揮官の評価として必要な項目です。2016年、2017年に活躍した若手をピックアップします。まずは、さきほどもご紹介した田口麗斗投手です。2016年は10勝10敗、防御率2.point 199 |

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72と活躍して頭角を現し、2017年は13勝4敗、防御率3.point 30 | 01と貯金を9つ作る大活躍をしました。左腕エースとして成長著しく、チームを支える成績を残しています。その他には、中継ぎとして大車輪の活躍をした田原誠次投手です。2016年には64試合に登板しフル回転しました。成績も4勝3敗14ホールド、防御率3.point 153 |

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46と安定したものでした。また、翌2017年は登板数を減らしましたが、27試合に登板し、1勝1敗1ホールド、防御率2.point 59 | 89と安定した数字を残しました。投手陣のなかで頭角を現したと言っても過言ではありません。一方で、ドラフト1位で指名した選手が伸び悩みました。2016年が一年目だった桜井俊貴投手は2年間で20試合に登板しましたが、通算で0勝2敗、防御率6.point 178 |

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03と伸び悩んでいます。また、2017年が1年目であった吉川尚輝内野手は、5試合の出場にとどまりました。若手育成ができた選手、伸び悩んだ選手がおり、監督としての評価もそこそこの評価となりました。point 97 | 1

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写真:pinterest.com

◼︎まとめ

このように、チームの現状はベテラン選手の脱却を図るべく、若手育成を重点的に行う時期であり、過渡期の真っ只中といえます。そのため、高橋由伸監督になってから2年連続で優勝を逃す結果となりました。しかし、一方で大活躍をする若手もでてきており、高橋由伸監督の指導のもとチームは着実に力をつけてきております。2018年以降のシーズンに向けて、新たな戦力とともに計算外れとなったベテランの復活があれば優勝に最も近いチームです。そのときに、初めて高橋由伸監督の力量が評価される時期がきます。ぜひ、頑張っていただきたいものです。point 277 | 1

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