韓国は日本の経済報復を受け、地方自治体がさまざまな対応措置を取っている中、ソウル市中区が6日、外国人観光客が多く訪れるソウル市中区(チュング)の明洞(ミョンドン)・清渓川(チョンゲチョン)一帯に、日本製品不買と日本旅行拒否の意思を込めた“ＮｏＪａｐａｎ”の旗を設置。ところが、市民らの批判が殺到し、その日のうちに撤去することとなりました。
ソ・ヤンホ区長は「日本政府の経済報復に対し、国民と共に対応するという趣旨だったが、思わぬ心配をかけて申し訳ない」と自身のフェイスブックで謝罪。
「旗が日本政府と日本国民を同一視し、日本の国民に不要な誤解を与えかねないという憂慮や、不買運動を国民の自発的な領域として残すべきだという批判を謙虚に受け入れる」として、旗を撤去することを明らかにしました。
旗には英語で「ノー（ボイコット）ジャパン」、韓国語で「行きません、買いません」と表記されており、中区は同日午前、区内に約50本の旗を設置しました。また、当初の計画としては計1100本を設置する予定でした。
現在、多くの自治体が日本製品の取り引き・使用の中止などの対応に乗り出していますが、中区が旗を設置したことには批判の声が少なくなく、旗の撤去を求める書き込みが、中区のホームページには殺到したようです。
不買運動そのものが政府が後押ししている運動との印象を与える恐れがあることと、韓国を訪れる日本人旅行客や韓国に居住している日本の市民まで刺激する結果をもたらすとの懸念があるためだそう。
5日には青瓦台（大統領府）のホームページにも旗設置の中止を求める請願が投稿され、6日までに1万7500人以上の賛同を得ているようです。
ネット上では以下のような様々な意見が飛び交っているようです。
「結局、観光客来なくなると困るってことだろ？」
「なんでやめるのよ。どんどんやればいいのに。取り下げたからって日本が旭日旗の掲揚をやめるとでも思ってるの？」
「民間は冷静か。」
「『韓国が好きで来ている日本人に不快感を与える』との批判が殺到し、撤去と謝罪に追い込まれた。だって。今すぐ韓国行きたいよ！」
「もう時すでに遅し、だけどな。 いくら旗を撤去しても、オタクの国のトップが日本政府と日本国民を同一視して、『盗人猛々しい』や「二度と負けない』って言っちゃってるから。 まず韓国民は自国の大統領に文句を言え、外交失敗だって。」
「さすがに区レベルになるとこういう事例も出るか。観光客向けの商売している人にとっては飯の種だしな。」