西島秀俊はといえば、セクシーな雰囲気が漂う大人の男というイメージがありますよね。突然有名になった印象がありますが、1993年に人気を博した青春ドラマ「あすなろ白書」で主人公の友人を演じていたのを覚えているでしょうか。改めて経歴やドラマ内での役柄について紹介していきます。
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体を変化させるのが得意!?西島秀俊の経歴
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1971年東京生まれの西島秀俊は、大学在学中に東京アクターズスタジオに第一期生として入り、1992年に「はぐれ刑事純情派5」で俳優デビューしています。翌年には、常盤貴子のヌードシーンが話題の「悪魔のKISS」や「あすなろ白書」で注目を集めると、1994年には「居酒屋ゆうれい」で映画デビューを果たします。新人の頃から順風満帆に俳優として活動し、今では落ち着いた雰囲気を醸し出す名俳優というイメージですが、過去にはビートたけしのラジオ番組を録音していたという意外な一面があります。2002年に北野武監督作品「菊次郎とさき」に担任教師役で共演した時にはうれしかったことでしょう。また、2010年「サヨナライツカ」では13kg体重を増やし、1ヶ月後には15kg減量と撮影期間中でも体を変化させる役者魂を見せています。2013年「八重の桜」の時は、武士という役だったためムキムキの体に仕上げているなど、毎回違った魅力を与えてくれています。
あすなろ白書で好演!その役柄は?
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93年放送のドラマ「あすなろ白書」は、園田なるみ(演:石田ひかり)と掛居保(演:筒井道隆)を中心に5人の大学生の恋愛模様を描いた青春ストーリーです。「あすなろ会」というサークルを通じて知り合っていきますが、その中の取手治を木村拓哉が演じていたことを覚えている方も多いのではないでしょうか。そして、他のメンバーである東山星香(演:鈴木杏樹)が惹かれる相手こそが、西島秀俊演じる松岡純一郎でした。外見も頭脳も優秀な財閥の御曹司で、ピアノを弾いているシーンが多くあった印象です。女性に人気でしたが掛居のことが好きな同性愛者で、嫉妬心からなるみと掛居の関係を壊してしまいました。罪悪感に陥ってしまった彼は、トラック事故で命を落としてしまいます。自暴自棄になった時に星香と結ばれ子供を宿していた、というインパクトのある内容でした。松岡を演じていた西島秀俊は繊細な演技で注目を集めましたが、アイドル路線で売ろうとした事務所に反発して約5年間民放から干されてしまったという過去があるのです。近年の活躍には、「松岡」が大人になって帰ってきてうれしいと思った方もいたのではないでしょうか。
受賞歴もすごかった!?これからの活躍は?
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映画祭や映画プロフェッショナル大賞を数多く受賞しているのを見ると、業界からも演技の評価が高いことが分かります。クールな役が多い西島秀俊ですが、今まで見たことないような役での演技も見てみたいですよね。キャリアと年齢を重ねて演技の幅も増え、ますますの活躍が期待できるでしょう。