“突っ張り棒”といえば、壁を傷つけることなく、限られた収納スペースを利用して効率よく整理したい時に、工事いらずな便利なアイテム。しかし、「実は9割の人が間違った使い方をしている」と、突っ張り棒の業界トップシェアメーカー・平安伸銅工業の竹内香予子社長が怒りにのあまりツッパリ嬢に変身し正しい使い方を訴えています。
みなさんは、ご家庭で突っ張り棒を使っていますか??便利ですよね。クローゼットが狭くても、突っ張り棒さえあればどこでも服をかけることができます。他にも収納場所を隠すためのカーテンを取り付けてくれる役割など、取り付け簡単で家庭に限らずオフィス内や公共の場でも様々な用途で活躍しているのではないでしょうか。
そんな身近な存在の突っ張り棒ですが、しっかり壁に取り付けたはずがズレてきてしまったり、落ちたりしたことはありませんか??この原因が、「突っ張り棒の取り付けた方が間違っている」と竹内社長は指摘しています。
竹内社長は、平安伸銅工業創業者の孫にあたり、2015年から三代目社長に就任しました。最近では、社長業の傍ら「つっぱり棒博士」として雑誌やテレビなどでも活躍していて、自身の自宅マンションに収納が少ないことから、約150本以上の突っ張り棒を駆使して収納スペースを増設した「つっぱり棒ハウス」に住んでいるそうです。
そんな竹内社長が「みんなに正しい突っ張り棒の使い方を知ってほしい!」と願う気持ちが爆発してしまったために、今回の「ツッパリ嬢」という激しいキャラクターに大変身を遂げたようです。
そこで今回、ツッパリ嬢直伝の正しい使い方=「ツッパリの掟」をもとに、突っ張り棒の間違った使い方を正す方法をツッパリ嬢のお怒り写真とともに一部ご紹介します。
ツッパリの掟 其の1「ツッパル相手は選びな。」
(つっぱり棒博士の解説)
突っ張り棒は、突っ張り棒のキャップと壁との摩擦力が大きいほど強度が増します。摩擦力を高めるために凸凹がない平らな壁に取り付けしてください。土壁や凸凹が多い壁は摩擦力が落ちてしまい、取り付けても規定の強度が出ない恐れがあります。
ツッパリの掟 其の3「どっちが上か教えてやろうか。」
(つっぱり棒博士の解説)
突っ張り棒のキャップは四角いキャップの場合、上下があります。出っ張りが短い部分を上にするのが正解です。下の部分が長いことで、使用後にパイプがたわみ壁と突っ張り棒のキャップとの間に隙間が生まれても接地面が残り、落下しづらくなる効果があります。
このように、言われてみれば思い当たる方も多いのではいでしょうか。また、竹内社長が「つっぱり棒博士」としてテレビ番組に出演した際、約50人の主婦を集めてアンケートを行いました。
その結果、一番間違った突っ張り棒の使い方で多かったのは、バネ式の突っ張り棒の場合、パイプを伸ばしながらの取り付ける方法です。しかしこれは大きな間違いで、正しくは取り付けたい場所よりも数センチ長めに伸ばして、押し縮めながら取り付けなければなりません。こうすることによってずれ落ちる心配もなく、しっかりと取り付けることができます。
竹内社長は今回の試みについて、こう語っています。「突っ張り棒は、日用品として多くの方に愛用していただいています。一方で、取扱説明書を見なくても「突っ張り棒ってこういうもうんでしょ」と認識いただいている面もあり、SNSなどでは「落ちてしまって残念」という投稿も見受けられます。
せっかく使っていただいたのに喜んでいただけないのはメーカーとして悔しいです。そこで、みなさんに正しい使い方をお伝えしようと、今回こういったポスターを制作いたしました。」これを機に、たくさんの人に正しい使い方をしてもらいたいですね。
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