明日13日(日)に日本海で発生した低気圧が東に進み、低気圧が通過します。よって、明日から来週にかけて、この冬最も強い寒気が日本列島に流れ込み、季節は一気に真冬に変化するとの予報となっています。
明日(日)は東日本、西日本太平洋側では日差しが届きますが、週明け月曜日からは、冬型の気圧配置となり、今シーズン最も強い寒気が流れ込むため、北陸から山陰、九州にかけて大雪や風が強まる予報となっているほか、最低気温は、ほぼ0度前後で日中も気温はほぼ上がらない模様です。
また来週は、北日本や北陸エリアの山沿いに加えて中国山地や四国山地でも大雪のおそれがあり、車の運転には冬タイヤの装着が欠かせません。一部の雪雲は九州北部や近畿エリア、東海西部にも流れ込んで初雪となる可能性がありますが、市街地での積雪の可能性は比較的低いとみています。
強い寒気は16日(水)~17日(木)まで上空に居座り、日本海側を中心に積雪、大雪のリスクが高まります。この週末のうちに冬タイヤを装着するようにしてください。一気に厳冬の寒さとなるので細心の体調管理が必要となります。
また、この時期は3大流星群の一つ「ふたご座流星群」が13日夜から14日明け方にかけてピークを迎えます。
国立天文台によると、今年は15日が新月のため月明かりの影響はほとんどなく「観測にはかなり良い条件」といわれています。
ふたご座流星群は午後8時頃から流星が見え始め、本格的な出現は午後10時頃からで、ピーク時は、1時間あたり55個前後の流星が見られるといいます。12日と14日の夜にも、最大で1時間あたり20個前後が観測できる模様です。
国立天文台の山岡均広報室長は「防寒をしっかりして、目が暗さに慣れるまで15分間は観察を続けてほしい」と話しています。
本格的な冬の到来となる週明け、冬の澄んだ空を見上げて、クリスマス前のふたご座流星群をするのも観察するのも、冬のたのしみ方のひとつかもしれません。