2018年8月8日の朝刊で朝日新聞が、秋篠宮ご夫妻が、眞子さまと婚約内定者・小室圭さんの結婚騒動について「納采の儀 現状では行えない」と話していると報じて大変話題になったのが記憶に新しいと思いますが、今回また朝日新聞が報じた秋篠宮さまの自身の即位についての発言が大変話題になっています。今月はじめに新元号令和が発表され、あと少しで平成が終わろうとする今、日本の未来に注目が集まっています。
2019年5月1日に改元が行われ、天皇陛下のご退位を直前に控えた今、秋篠宮さまの発言について、4月21日、朝日新聞が一面で”退位「一代限り」への問い”と題して記事を掲載しました。記事の内容は、天皇陛下のお言葉に基づき、2017年6月に陛下の退位を実現する特例法が成立しましたが、その後に秋篠宮さまは自身の即位について、「兄が80才の時、私は70代半ば。それからはできないです」と周囲に話していたという内容です。
また、この発言により「天皇になることを強く意識している」と皇室研究者に指摘されると、「そんなこと思ったことがない」としっかりと否定されたといいます。
新天皇の即位後、秋篠宮さまは皇嗣殿下(皇位継承権1位)となられます。また秋篠宮さまのご長男の悠仁さまが同第2位となられます。そのため、今回の発言は、「皇位継承の拒否」という意思表示とみられ、世間に大きな衝撃を与えました。しかし、この発言はあくまで当事者として、高齢で即位する難しさを指摘したという形でした。
実際、皇室関係者はは以下のように語っています。
「確かに、高齢での即位となると、短期間で改元や御代がわりの儀式が繰り返されることも考えられます。国民生活への影響も大きい。現実的には、秋篠宮さまが御年齢を理由に皇位を継がれないことはあり得るだろうと、皇室周辺では暗黙のうちに理解されていました。しかし、もしそうだとしても、周囲がそう考えることと、ご本人が即位辞退の意思を表明することは、まったく違う次元の話です。なぜ退位と即位を直後に控えた、この大切な時期に報じられたのか」(秋篠宮家に近い関係者)
皇室典範とは、そもそも皇位継承者の意思による即位拒否を想定されていない。つまり今回の秋篠宮さまの発言は、皇室にとって最も重要な使命ともいえる「皇統の継承」自体が危ぶまれる重大な問題になりかねない問題なのであります。そして、なぜ今この重大なタイミングでこのような内容を朝日新聞が報じられたのか。これまでも朝日新聞は秋篠宮さまの“スクープ発言”を何度か報道してきました。
「特に皇族の重大な発言を報じるには、絶対に間違いがあってはいけません。近しい記者が秋篠宮さまや紀子さまに直接確認し、ご本人の記事の“ゴーサイン”がなければ、とてもではないが書ける内容ではありません。今回の『即位拒否発言』も、大きなハレーションが想定できるだけに、秋篠宮さまの意図が汲まれて、このタイミングで報じられることになったと考えるのが自然でしょう」(皇室ジャーナリスト)
改元の日本に期待に胸を膨らませている日本人も多い中、今回の秋篠宮さまの発言は皇室関係者に衝撃を与えたのではないでしょうか。
皇室関係者は以下のように語っています。
「新天皇が即位された後、いつ何時、万が一の事態が起きれば、次の天皇になるのは秋篠宮さまです。私たちは陛下の言動をつぶさに見て、天皇のお立場を全うされることが並大抵のことではないことを知っています。“できない”“即位を意識したことがない”と発言されるような方で大丈夫なのかという戸惑いが広がるのも、無理はありません。少なくとも、新時代の幕開けに水を差したと言われても、仕方ないタイミングの報道でした」(前出関係者)
皇室の動きは公式な発表がない限り、一般人が知るのは難しいものですが、朝日新聞は情報をどのように仕入れているのでしょうか…今後も朝日新聞の皇室の報道には目が離せなさそうです。