ウクライナのゼレンスキー大統領は27日、同国への侵攻でスポーツの国際大会から除外されてきたロシアとベラルーシの選手について、国際オリンピック委員会(IOC)が中立の立場などの条件付きで復帰を検討すると発表したことを受け、IOCを強く非難しました。
ウクライナに侵攻したロシア、ベラルーシの選手たちは、これまでスポーツの国際大会から除外されてきました。しかし、IOCは、2024年のパリ五輪に向けて、中立の立場などの条件付きながらロシア勢の復帰を検討すると発表。
トーマス・バッハ会長も「パスポートを理由に選手を排除するのは五輪憲章の価値と使命に対応していない」と支持した形となります。しかし、ゼレンスキー大統領はバッハ会長の方針を痛烈批判。ドイツメディア「ZDF」などによると、同大統領は「ロシア人の中立旗はすべて血に染まっているのは明らかだ」とし、
「中立地は存在しない。それを自らの目で確かめてもらうためにバッハ氏を(東部の激戦区の)バフムドに招待する」と声明を出したのでした。ゼレンスキー大統領はフランスのマクロン大統領と電話会談した際「パリ五輪にロシアアスリートの居場所がないことを強調した」ということ。
またウクライナのスポーツ大臣のワディム・フトツァイト氏はロシア勢の参加が認められた場合、パリ五輪をボイコットする可能性を示唆しています。かねて来年のパリ五輪でのロシア勢排除を求めてきたゼレンスキー氏は「偽善的な国際五輪組織の支配や、テロ国家の代表を世界のスポーツ界に引き入れようとする試みを一掃するために、誠実なマラソンを始める」と宣言しており、
ネット上でもこんな声があがっています!
「ロシアによる軍事行動、民間人への攻撃がまったく収まっていないことを考えても、ゼレンスキー大統領の反応は当然だ。」
ADVERTISEMENT 「まず私の意見としては中立的な立場と言っても現状のままでは反対です。ゼレンスキー氏の反対も頷ける。」
「ウクライナの人々の生命は常に危険に晒されているということをバッハ会長は忘れてはならない」
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