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猫ひろし失速!東京オリンピック出場に黄色信号…


 

お笑いタレントでカンボジア国籍を持つ猫ひろし=本名・滝崎邦明=さん(42)が6日朝、カンボジア代表として、フィリピンで開催中の東南アジア競技大会に出場した。来夏の東京五輪への出場選考に重要な指標となるレースだったのですが、2時間53分34秒のタイムで、完走選手10人のなかで最下位となりました。

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この日、マニラ郊外ニュークラークの競技場であった男子マラソンには、東南アジアの計12選手が参加。猫ひろしさんは、カンボジア代表として本名でアナウンスされた後、午前5時49分ごろの号砲とともに、ギャグの「ニャー」のポーズを見せながら、スタートを切り

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前半はペース通りの展開だったのですが、後半に伸び悩み順位を落としました。

 

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猫ひろしさんがカンボジア国籍を取得したのは2011年。

その2年前、堀江貴文さんがインターネットでやっていた番組にゲストとして呼ばれ、「猫ひろし再生計画」というテーマの中で提案された企画のうちの一つが「国籍を変えてオリンピックに出る」だったのです。番組の関係者は冗談で言っていたのですが、本人は「面白いな。選手層が薄いカンボジアなら五輪代表になれるかも」と思ったと言います。そこから、所属事務所の関係者や応援してくれる仲間が盛り上がり、カンボジアの観光相や五輪委も「観光振興やスポーツの活性化になる」と後押ししてくれたのが国籍を変えたきっかけでした。point 286 | 1

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日本では、”猫ひろし”というと、応援する人はもちろんいますが、批判する人も少なくありません。しかし、カンボジアで猫ひろしさんへの批判はほとんど聞かないといいます。

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日本と比べて五輪自体への関心が低いので、街で取材しても「誰それ?」という反応がほとんどなのだそうですが、猫ひろしさんについて説明すると、「ぜひカンボジアのために頑張って欲しい」「誇らしい。テレビで応援したい」「猫ひろしさんはずっと努力してきた。カンボジア人として出場する資格がある。五輪の経験を共有できてうれしい」と肯定的に考える人たちが多いといいます。

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そんな声に、”猫の恩返し”がしたいと、本人も一生懸命に努力をしてきました。

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しかし、彼ももう42歳。日本人選手ならとっくに引退している年齢です。スポーツの発展途上国の選手に割り当てられる特別参加枠(ワイルドカード)で、カンボジア代表として2016年に初出場したリオ五輪に続き、東京五輪を目指していますが、今回の結果で、自らの成績による出場には黄信号が灯りました。

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レース直後、猫ひろしさんは、取材に対し「悔しい結果でした。完敗です」。東京五輪については、「ダメでしょう、こんなんじゃ。ほかの(カンボジア選手の)競技との兼ね合いもあるけど、こんなタイムで出ても自分が納得しない」と話しました。

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