2018年に引退した歌手の安室奈美恵さんが紺綬褒章を授与したとの報道がされました。7月14日、加藤勝信官房長官は会見で、安室さんに紺綬褒章を授与したと明らかにしました。
2018年9月、地元沖縄での公演をもってステージを去った安室奈美恵さん。久しくその名を聞くことはありませんでしたが、今回、加藤官房長官から発表がありました。
授与は6月30日付で、すでに7月9日の官報に記載されているそうです。加藤氏はその理由として「公益のため多額の寄付を行った。感謝と敬意を表したい」と述べましたが、寄付の詳細は明らかにしていません。
これまでも、05年のスマトラ沖地震で被災した子どもたちのために1000万円を日本ユニセフ協会に、11年に起こった東日本大震災の際には、日本赤十字社に5000万円を寄付している安室さん。
この発表にネット上では称賛する声が続出。コメントが続々と寄せられています!
「芸能人辞めても1人の人間としてしっかり社会に貢献しようとするその姿勢は頭が下がる」「お金を稼いだ方が社会に還元する‥‥理想的だと思います」「ステージでのパフォーマンスももちろん素晴らしかったが、このような安室さんの行為がみんなを魅了する1つなのかもしれないですね」「改めて、本当にすごい人だと感心した」「まだ皆の心に安室ちゃんいるもんね」「本当に誇らしいです」「安室ちゃんがニュースになり泣いた」
紺綬褒章は公益のために私財を投じた者に授与されるもので、著名人では過去に、歌手の浜崎あゆみさんや元SMAPの中居正広さんと香取慎吾さん、X JAPANのYOSHIKIさん、前澤友作さんなど。今年6月には巨人軍の原辰徳監督ら6人が新型コロナウイルスの医療現場支援で受章しています。
ちなみに内閣府ではホームページでは、紺綬は、”自己の危険を顧みず人命の救助に尽力した方”に授与される紅綬、緑綬、黄綬、紫綬、藍綬に次ぐ6番目となっています。官報によると、安室さんには木杯(一組台付)も授与されているようで、これは銀杯に次ぐ格付けとみられます。
今回の報道で数々の災害被害に対して義援金を贈るなどの社会貢献活動が、引退後に改めて認められた安室さん。ファンにとっては喜ばしい知らせになったに違いないでしょう!