斉藤鉄夫国土交通相は26日の閣議後記者会見で、新たな観光需要喚起策「全国旅行支援」を10月11日から始めると正式発表しました。ネット上では賛否両論の声があがっているようです。
観光庁の発表によりますと、1日1泊8千円を上限に旅行代金の40%を補助し、平日は3千円、休日は千円のクーポンがつくとのこと。9月30日までとしていた「県民割」は、10月10日の宿泊分まで延長すると発表しました。
全国旅行支援は、旅行先が都道府県内や近隣の地域に限られていた県民割とは異なり、全国に広がることになります。これまで県民割を実施していなかった東京都を出発地・目的地とする旅行も補助の対象になり、新型コロナウイルスの感染状況によって、都道府県ごとに実施しないという判断もできるとのことです。
斉藤氏は「旅行者には引き続きマスク着用など基本的な感染対策を徹底しながら、遠距離や平日の旅行などを楽しんでいただければ」と述べており、当面、12月下旬まで実施します。導入の判断は各都道府県に委ねるとのことで、感染状況により実施を見合わせる地域が出る可能性もあります。
全国旅行支援で感染者が増える可能性もあるでしょうね…。SNS上ではこんな声があがっていました。
「来月下旬に旅行行こうと思ってる。 使えるなら使いたい。 でも詳細が発表されないから、予約もできない。 予約してても対象になるのか。 どの県が対象なのか。 重要な所をギリギリ発表されたら、飛行機代とかも近づくにつれて結局高くなるんだよな。」
「旅行会社勤務です。 現場の人間は全国旅行支援なんて望んでません。ただただ残業ありきの辛い日々が待っているだけ。 こんなことしなくても旅行に行く人は行きます。他に税金を使ってほしい。」
「給料減ってどこも行けないから、いつから始まっていつ終わってもいいや。 余裕のある方々はいいなぁ。」
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