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近年の紅白にアニメ枠がない?!水樹奈々が連続で出場していない理由は?


かつて紅白歌合戦初の声優アーティスト出演者として世の話題をさらい、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだった歌手、水樹奈々さんは2009年の初出場から2014年まで連続で出場していました。紅白歌合戦と言えば日本の歌手にとっては憧れの舞台ですので、アニソンの枠を超えた国民的歌手の仲間入りを果たしたといえます。しかし、2015年以降の出場は無く、アニソンそのものが冷遇されているのではないか、と勘繰るファンも多いのではないでしょうか。

 

アニソンは意外に厚遇されている


写真:従者ヨシコの芸能ブログ

意外に思われるかもしれませんが、紅白歌合戦ではアニソンの扱いはそこまで悪くはありません。今や、他局放送のアニメキャラクターが入り乱れる時間枠が作られるなど、アニメに親しんだ世代にも楽しめるような配慮がされています。近年、紅白歌合戦が凝っている演出を行ううえでも流行したアニメのエッセンスを取り入れていた例もあり、コンテンツとして見かけることが多くなりました。

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写真:ヤプログ!

水樹さん自身も初出場の2009年、自身が主演を務めていた「ハートキャッチプリキュア」の主題歌をカバーして披露するなど、放送局の垣根を超えた演出も魅力でした。アニソンはタイアップしたアニメと密接な場合も多く、曲を紹介するためには仕方のない流れではありますが。

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写真:Naverまとめ


写真:ミルキィ通信局

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水樹奈々さんが出演者の中に名を連ねなくなった2015年には「ラブライブ!」から派生した声優ユニットである「μ’s」が出演、


写真:amazon

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写真:twitter

翌2016年は大ヒットアニメ映画「君の名は。」の映像を背景にRADWIMPSが主題歌「前前前世」を披露するなどアニソンという枠組みでは関係歌手の出場が続いているのが現状です。今やアニメやアニソンはニッチに楽しむカルチャーではなく、一般にも浸透した文化であることの証左に他なりません。

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とは言え、μ’sの出場が発表され、水樹奈々さんが出場者から名を消すとファンは酷いショックを受けたようです。

 

水樹さんの落選はコンテンツ力不足か


写真:M-ON! MUSIC

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では、2015年以降水樹さんが紅白歌合戦に出場できていないのはなぜでしょう。連続出場が途切れた2015年、NHKは「活動実績、世論の支持を鑑みて、演出・企画との兼ね合いを考えて起用した」という旨の発言をしています。落選は実績不足、あるいは方針と合わなかった、ということである裏が透ける気もします。

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しかし、水樹さんは2015年も継続して歌手活動を行っていました。活動実績で言えば連続出場を果たしていた期間から凄まじいものがあったと言えます。


写真:旅人は気になる

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主題歌を担当した劇場版「魔法少女リリカルなのは」はスマッシュヒット、


写真:Twitter

アニソンの枠を超え日本テレビ系「高校生クイズ」のテーマソングに選ばれるなど最早アニソン歌手とは言わせない輝きを放っていたのが事実です。

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写真:Yahoo!ブログ

紅白歌合戦にもT.M.Revolutionとタッグを組んで出場したことが複数回あるなど、やはり話題性と目新しさを欲しているのが紅白歌合戦の気質であると窺い知ることが出来るような気がします。

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かつて最大のコンテンツであった、安定してヒットを重ねる実力派の水樹奈々さんより、その時まさに新進気鋭だった、アニメのヒットとソーシャルゲームの浸透が重なって次世代のアニソンの顔となりつつあったμ’sの話題性を優先したのではないか、と考えるのは邪推でしょうか。

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まとめ


写真:待て、而して希望せよ!

紅白歌合戦が一年間の音楽シーンを総決算するものであるならば、その年に最も話題となった曲を歌った歌手ばかりが選ばれるのは自明です。コンスタントにヒットを放ち、そして落選を惜しんで大騒ぎするほどのファンを抱える実力派の水樹さんですから、紅白の舞台を再び踏みしめるのは存外にすぐなのかもしれません。水樹奈々さんのこれからが気になるとともに、今後も紅白歌合戦を取り巻く出場権をかけたデッドヒートから目が離せません。point 276 | 1

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