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【中島みゆきVS松任谷由実】どっちが人気?名曲は?


日本のニューミュージック界の女王と言えば、中島みゆきと松任谷由実の2人で異論のある人はいないでしょう。中島みゆきは「暗い」、松任谷由実は「明るい」と言うイメージが一般的に定着していますが、2人に共通しているのはシンガーソングライターであること、古くからのファンがたくさんいること、個性的でカリスマ性があること、心に残る名曲をたくさん歌っていることが挙げられます。どちらの人気が高いか、名曲は何かをじっくりと紐解いてみましょう。

写真:page.auctions.yahoo.co.jp

◼︎心の琴線に触れる歌を歌う中島みゆき

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写真:oresuki.dreamlog.jp

中島みゆきは1952年2月に北海道札幌市で誕生しました。高校時代からオリジナル曲を作っていましたが、本格的に音楽活動を展開し始めた大学時代には「コンテスト荒らし」の異名を取るほどになりました。「アザミ嬢のララバイ」で1975年にデビューした後、「わかれうた」が70万枚を超えるヒットとなり、シンガーソングライターとしての地位を確固たるものにしました。その後「悪女」などのヒット曲もありましたが、1980年に入ると作風やメロディーに対して模索し始めヒット曲から遠ざかる日々が続きます。中島みゆき本人もこの頃を「ご乱心時代」と称し、それまでとは変わったアプローチの曲が多くなりました。1990年代からは「浅い眠り」や「空と君のあいだに」、「地上の星」などのヒット曲を連発するようになり、最近ではテレビドラマ主題歌の「麦の唄」が大ヒットしました。数多くある名曲の中で特に人気がある曲は何かと言う問いに「糸」を挙げる人が多く見られます。35枚目のシングルであるこの曲は発表当時は注目されなかったものの、その歌詞とメロディーから徐々に知られるようになり、現在延べ20組以上のアーティストがカバーしています。「縦の糸はあなた、横の糸は私」と言う歌詞が結婚式にふさわしく、多くのカップルの門出を祝った名曲です。point 570 | 1

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写真:realsound.jp

◼︎ポップでバラエティ豊かなメロディーが魅力の松任谷由実

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写真:musicshelf.jp

1954年1月に誕生した松任谷由実は、6歳からピアノ、11歳で三味線、14歳でベースギターを演奏する音楽少女でした。17歳と言う異例の若さで作曲家としてデビューしましたが、シンガーソングライターとしては1972年の大学時代に旧姓の荒井由実の名前でシングル「返事はいらない」でデビューしたのが始まりです。翌年発表の「ひこうき雲」で知名度が上がり、その後「あの日にかえりたい」がチャート1位を獲得しその名は広く知られることになります。結婚して松任谷性に変わった後、「恋人がサンタクロース」、「ダンデライオン」、「守ってあげたい」などのヒット曲を連発し、現在も第一線で活躍しています。特に名曲との呼び声が高い曲は荒井由実時代に発表された「卒業写真」で、学生時代の面影のままの「あの人」を街角で見かけたけれど、変わってしまった自分は声をかけることができなかったと言う青春の苦悩を歌った切ないバラードです。この曲は日本の楽曲の中で最もカバーされた曲として有名で、延べ29人のアーティストが独自のアレンジで歌っています。卒業式で歌われる定番の曲としても知られ、1975年発表の曲でありながら壮年期の人から10代まで30年以上にも渡り幅広く多くの人に知られています。2010年にはこの曲をモチーフとしたテレビドラマも製作され、変わらないこの名曲の人気をうかがい知ることができます。point 599 | 1

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写真:yansue.exblog.jp

◼︎まとめ

それぞれに多くの名曲を持つ2人ですが、中島みゆきは2009年、松任谷由実は2013年に学術、芸術などの功労者に贈られる紫綬褒章を受章するなど、その音楽活動は高く評価されています。どちらが人気があるかと言えば、その答えは「どちらも」と言う回答しか見つかりません。2人とも還暦を越え、昔のような活動はできないかもしれませんが、どちらも偉大なシンガーソングライターとして、これからも日本のミュージックシーンを牽引してもらいたいものです。point 289 | 1

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