タレントの中川翔子さんが、著書「『死ぬんじゃねーぞ!!』 いじめられている君はゼッタイ悪くない」を8月8日に発売することが決定したことを報告しました。
8月8日に発売される著書のタイトルの「死ぬんじゃねーぞ!!」は、中川さんが自分のライブで叫んでいる言葉でもあります。中川さんは10代の頃、絵を描いているだけで「キモイ」とクラスメイトに言われたり、無視されたり、陰口を言われたり。中川さんは壮絶ないじめを受けて不登校になった過去があり、長い間生きづらさを抱えながらずっと悩んできたといいます。
中川さんは本書で、「私自身がいじめからの不登校で悩んでいた10代、そこから大人になるまでに見つけた言葉と気持ちを形にしたいと思い、文章と漫画にしてみました。今もいじめや不登校で悩んでいる人達はたくさんいると思いますが、苦しい時や悩んだ時、手に取って読んでいただけたらと思います。」とコメントしています。
本書では、中川さんが自らのいじめられた経験を振り返っています。また、小中学校を通していじめられ続けて不登校になった19歳の女性や、不登校になったあと通信制の高校を経て大学に進学し、生きづらさを抱える同時代の声をインターネットで発信している18歳の女性、「不登校新聞」編集長の石井志昴氏らとの対談を通して、大人からは見えにくいいじめの現状や、子どもたちの気持ちについて考察しているといいます。
また、本書には中川さん自筆の漫画も約30ページ分掲載されているとのことで、だれでも読みやすい一冊に仕上がっているとのことです。いじめられた経験など、実体験をもとに書かれたものですので、非常に興味深い作品となっています。
中川さんは過去のインタビューで「無理して学校に行く必要なんかない。いじめなんてくだらなくて、立ち向かう意味すらないから。いじめから逃げることは、本当の「逃げ」とは違う。まず、自分のことを大事に考えてほしい。」と語っていたこともあります。
中川さんは10代という時代を「楽しいことにのめり込めるパワーも大人の何十倍もあるけれど、一旦心にキズがつくと、ヒビがどんどん深くなりやすくもある」と語っており、本書で子供たちにたくさんのアドバイスやエールを送ります。