6月29日に放送された『土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送』(TBSラジオ)で、同局の小林豊アナ(53)がレギュラーコーナー務める、「小林豊のTOKYO潜入大作戦」の中継中に、7月1日付でアナウンス部から異動することになったことを明かし、別れのあいさつをしました。すると、パーソナリティーのお笑いコンビ・ナイツとアシスタントの出水麻衣アナ(35)が号泣するという“放送事故”寸前の回となり、ネット上でも話題となっています。
小林アナといえば、日焼けした肌と爽やかな短髪がトレードマーク。89年の入社以来、「関口宏の東京フレンドパークII」や「アッコにおまかせ!」などを担当し、さらに気象予報士の資格も持っていることから、ニュース番組では天気予報を担当した経験を持ちます。現在では、TBSアナウンススクールの講師も務める、アナウンサー歴30年の大ベテランです。
中継の申し子、小林豊アナウンサーによる生中継は本日をもって終了となりました。
番組開始から3年9か月にわたってのお引き立て、ありがとうございました!#tbsradio #radiko #chaki954 #ナイツ pic.twitter.com/8gQq5GfXRJADVERTISEMENT — TBSラジオ ナイツのちゃきちゃき大放送 (@chaki954) June 29, 2019
そんな小林アナが、同番組開始の2015年10月から出演してきた「小林豊のTOKYO潜入大作戦」。このコーナでは、話題となった場所からレポートするもので、6月29日の最終回は、今までに何度も番組で訪れたとしまえんから中継していました。お世話になったとしまえん関係者にお別れのあいさつをしながら、レポートを続けていた小林アナでしたが、突然「時間も余りましたので、お別れをここで言っておきます。」と話し始めました。
スタジオにいる後輩・出水アナへ「本当に影ながら応援していますよ、頑張って欲しい! 本当に。」とエールを伝える小林アナの言葉に、出水アナはこらえきれずに涙を流していました。
そして、エンディングに再び登場した小林アナは、異動先について「7月1日にできる部署なので、会社の方針であまり言えない」と具体的な話は避けつつも、アナウンサーとしては「全然違う部署なんで、たぶん2度とマイクを持つことはないかと思います」と明言。するとスタジオから「寂しいなぁ」「戻ることもあるでしょう」との声が上がります。
しかし、小林アナは「本音を言うと、二度と喋るかよTBS!」と毒舌混じりに本心を漏らしながら、「小林豊、ここまでです。廃業です」という言葉を最後に、30年にわたるアナウンサーとしての仕事を終えました。
その直後のCM明け、出水アナが交通情報を呼びかけようとすると、号泣してしまい原稿が読めなくなってしまいます。それを受けてナイツ・土屋が代理で読もうとするも、土屋も涙をこらえきれず話せなくなり、急きょ塙宣之が交通センターへの呼びかけと天気予報の読み上げを担当する事態に。
この放送事故ギリギリの回について、7月6日に放送された同番組で、ナイツの土屋伸之さん(40)と塙 宣之(41)、出水アナが、小林アナに対し、思いあふれて号泣してしまったことを振り返りました。この日の番組冒頭で塙さんが「先週のエンディングでちょっとニュースになっていましたね、泣いちゃったみたいな。これはやっぱり放送事故ですからね」とチクリ。そこで、土屋さんが「出水さんが泣くのは(仕方ないけど)ダサいのはオレだよね。何なら途中まで泣かせにいっていたのに、その後オレも泣いちゃって原稿読めなくなるって、超ダサいよね」と反省しました。
さらに、塙さんが「出水さんの涙はわかる。小林さんにずっとアナウンサー時代からお世話になって」と続けると、出水アナは「デスクとしてスケジュールの管理をしてくださったり、『出水にはこの仕事が合っている』と思うとか、アドバイスをいただいたりとかしました」と改めて感謝を述べました。相方のツッコミに、土屋さんも「出水さんと同じくらいに泣く意味はわからない。オレ、読もうとするとダメなんだよね。原稿を読もうとすると詰まっちゃう。読めばいいだけなのに、何か出水さんの涙がよぎっちゃうんだよね。もらい泣きっていうんだけど。空気読めない涙だからね」と語っていました。その上で、出水アナが「お聞き苦しい点もありまして、失礼いたしました」と締めくくっています。
それほどスタジオと中継先という異なる場所からの出演ではあったものの、同じラジオエオ作る仲間としての絆が垣間見れた回だったのではないでしょうか。今後の小林アナのバトンを受け取るアナウンサーに期待が高まります!!






