X
    Categories: ISSUE

駅のトイレに埋め尽くされた謎の貼り紙….「いつ乗るの」「絶対に乗って」一体誰が!?


モータリゼーションの進展や沿線観光の衰退などにより乗客の減少が進んでいる、愛知県・名古屋鉄道(名鉄)の西尾・蒲郡線。過去の対策協議会では「一事業者の自助努力だけでの施策は限界に達している」との発言まで出たようです。

鉄道ラボ

愛があふれた貼り紙

地元の人にとって愛着もあり、無くなってほしくない存在となっている名鉄の蒲郡線。その思いが強すぎるのか、三河鳥羽駅では、名鉄蒲郡線に愛があふれた貼り紙が貼られています。

ADVERTISEMENT
Twitter

あるツイッターユーザーが三河鳥羽駅に貼られた張り紙の画像を投稿。《三河鳥羽駅の男子トイレに名鉄蒲郡線を存続させようみたいな張り紙が沢山してあってビビる》とコメントをつづっています。

ADVERTISEMENT

張り紙には「絶対に乗って残さなアカン」「いつ乗るの?今でしょ!」「一人でも、一回でも多く名鉄蒲郡線に乗りましょう!」などと、蒲郡線への熱すぎる愛のメッセージが書かれています。

Twitter

誰の仕業?

この張り紙は一体誰が貼ったものなのでしょうか…。内容からも単なるイタズラと片付けられないようです。一枚二枚ならまだしも、数枚あるように見受けられ、あまりにも情熱的なメッセージなので実際目の前にすると、少しビビってしまうかもしれません。

ADVERTISEMENT
Twitter

許可をとって誰かが貼ったものなのか。それとも、蒲郡線の思いが強すぎてして勝手に貼ってしまった行為なのか。

ADVERTISEMENT

この件について、名鉄の広報部の担当者から聞いた話によると、なんと貼り紙自体も把握していまいという。また、そもそも三河鳥羽駅のトイレ自体が名鉄の管理ではなく、駅が所在する西尾市の管理だというのです。

西尾市の地域つながり課の担当者の話によると、トイレの管理は市のごみ減量課が行っているそうで、このような張り紙の存在は把握していなかったようです。どうやらこの張り紙は、管理側の許可なく貼られていたものでした。

ADVERTISEMENT
Twitter

張り紙ははがす流れに

今後、貼り紙については、「管理上は協議してはがす流れに」とのこと。しかし、単なる落書きではなく蒲郡線への熱いメッセージが込められていることについては「やり方は疑問に思いますが、メッセージの内容は嬉しい」と話しています。

ADVERTISEMENT

もし、こうした熱烈な西尾・蒲郡線のファンがいればぜひ公式な場所に伝えてあげるのが一番の方法のようです。担当者の方は「にしがま線応援団や地域つながり課に思いを寄せていただければ…」と伝えています。

ADVERTISEMENT

やり方を間違っていなければ、喜んでくれる人は必ずいます。今回の珍事は、溢れてしまった熱が違う方向に行ってしまったがゆえ。とはいえ、くれぐれも無許可での貼り紙は控えましょう。

Mapionet

ネットの声

「蒲郡はJRもあるから
死活問題なんだろうな。」

ADVERTISEMENT

「名鉄蒲郡線でしか行けないとこ…愛知・こどもの国…うーん。弱いなぁ…西尾市民でも駅から遠いと岡駅まで出てJRで蒲郡向かった方が何かと楽だからなぁ」

「無くなるかもと聞いて、乗りに行った。
ICカードも使えない現況にびっくりした。
名鉄に何とかする気が見られない。
そこを何とかせんとアカンやろ。」

ADVERTISEMENT

「店内に張り紙いっぱいの飲食店には行きたくないのと同じ気持ち。」

 

[著作権者VONVON /無断コピー、無断転載および再配布禁止(違反時の法的措置)]